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体細胞モザイク誘導系を用いたショウジョウバエ概日振動体間相互作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12048215
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関九州大学

研究代表者

松本 顕  九州大学, 大学教育研究センター, 助手 (40229539)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードショウジョウバエ / サーカディアン / 細胞間相互作用 / 概日時計 / カップリング
研究概要

Gene Chip(oligonucleotide microarray)により、ショウジョウバエのゲノム上の全ての遺伝子に関して、mRNAレベルでの振動の有無を検定し、ペースメーカー間相互作用に関連する遺伝子候補を網羅的に同定することをめざした。明暗サイクル下(LD)と恒暗条件下(DD)で4時間ごとにそれぞれ2日間ショウジョウバエをサンプリングし、頭部よりRNAを精製した。GeneChipを用いて各遺伝子のRNA量を定量した後、数種類の統計的フィルターを適用することによって、mRNA量が有意に振動している遺伝子を同定した。その結果、LDでは約13,600の遺伝子のうちで712個の遺伝子が振動しており、この中でDDでも振動しているものは115個あることがわかった。この他に、LDでは明瞭な1峰性の振動を示さないが、DDでは示すものが341個あった。これらの遺伝子をKEGGやGene Onthologyといった各種データベースをもちいて機能毎に分類した。顕著な振動を示す機能グループに光受容経路に関わる遺伝子群があった。振動体間の相互作用を担っていることが推測される分子としては、GABA/Glutamateの生産経路、放出に関わる遺伝子の多くや、5-HTreceptorの2型やligand不明の3つのG protein coupled receptor、また2つのneuropeptide(PDFとFMRamide)、2つのホルモン様物質等のmRNAが振動していた。この他に、多数のレセプターや膜貫通型タンパク、ligand結合タンパク、イオンチャンネルのmRNAも概日振動していた。これらの分子のタンパクレベルでの機能を解析することで概日振動体間の相互作用の解明が期待される。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ueda et al.: "Genome-wide transcriptional orchestration of circadian thythms in Drosophila"Journal of Biological Chemistry. 277(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Ishimoto,h.,Motsumoto,A.,and Tanimurn,T.: "Mokcular identifination of taste receptor gene for Trehalose in Drosophila"Science. 289. 116-119 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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