研究課題/領域番号 |
12050203
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪市立大学 (2001) 旭川医科大学 (2000) |
研究代表者 |
木山 博資 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00192021)
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研究分担者 |
濤川 一彦 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (50312468)
瀬尾 寿美子 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (70311529)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
2001年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2000年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 神経再生 / 神経栄養因子 / 神経栄養因子受容体 / ATF-3 / GDNF / 神経損傷 / 再生 / 軸索再生 / TC10 / アデノウイルスベクター / 舌下神経 / 遺伝子探索 |
研究概要 |
本研究は、神経障害に耐性のある末梢神経の再生・修復現象から、損傷神経の「温存」再生に必要なメカニズムを抽出し、損傷中枢神経の再生をめざすものである。このため、損傷神経核由来cDNAライブラリーなどを用いた神経再生関連の遺伝子探索や機能解析、さらにアデノウイルスなどのベクターを用いて、得られた遺伝子を動物に導入することにより、「温存」再生の可能性を探ってきた。本年度、本研究により得られた成果の一つに、神経損傷に対する神経栄養因子受容体の発現応答特性が、損傷後の神経細胞の生死の運命づけに、より深くかかわっていることが上げられる。幼若な末梢運動神経の損傷モデルでは、神経細胞は軸索損傷後細胞死に至る。従来これは、神経栄養因子の供給が遮断されることが主要な原因とされてきた。しかし本研究は、この細胞死の原因が、幼若な時期の神経栄養因子受容体、神経損傷に対して応答発現する能力を欠損しているからであることを示唆した。実際、幼若な損傷神経細胞にGDNFの受容体の遺伝子をアデノウイルスで発現させるだけで、栄養因子の補給なしでも神経細胞死を防御することができた(投稿中)。また、神経再生の遺伝子応答を制御する転写因子として、ATF-3が検出され、ATF-3による神経細胞死防御が細胞培養系で明らかにされるとともに、ATF-3の下流の新たな神経細胞死防御メカニズムも解明された(投稿準備中)。
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