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IL-4非依存性の新しいTh2細胞分化誘導因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 12051202
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関筑波大学

研究代表者

渋谷 和子  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (00302406)

研究分担者 中村 幸夫  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (60231479)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードTh2細胞 / 分化誘導因子 / IL-4 / 樹状細胞 / アレルギー
研究概要

最近、気管支喘息などのI型アレルギー疾患において、Th2細胞が病態に深く関与していることが明らかになってきた。Th2細胞はCD4陽性ナイーブT細胞より分化する。分化したTh2細胞自身がTh2細胞分化誘導因子であるIL-4を分泌するため、一旦Th2細胞が増加すると正のフィードバックがかかりさらにTh2細胞が増加して、病態が進行する。しかし、これらの疾患で最初にTh2細胞を誘導するトリガー因子については不明である。
そこで、本研究課題では、IL-4非依存性Th2細胞分化誘導因子の同定を試みた。その結果、申請者らはサイトカイン非存在下では樹状細胞がCD4陽性ナイーブT細胞をIL-4非依存性にTh2方向へ分化させる現象を見い出した。一方、GM-CSF刺激により樹状細胞はTh2分化誘導能を喪失した。そこで、申請者らは新規のIL-4非依存性Th2分化誘導因子の同定を目的にGM-CSF刺激前後の樹状細胞の遺伝子サブトラクションを行い、いくつかの候補となる遺伝子のフラグメントを得るにいたった。しかし、分子の特定、生物学的機能解析、生体内での重要性の検討などは今後の課題として残った。
IL-4非依存性のTh2細胞分化誘導因子はTh2優位病態のトリガー因子と考えられる。トリガー因子を同定することによって、Th2優位疾患の分子標的療法に応用できうる。したがって、今後もこの分子の同定、機能解析を継続して行きたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shibuya A. et al: "Fca/m receptor mediates endocytosis of IgM-coated microbes"Nature Immunol.. 1. 441-446 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Shibuya A. et al: "DNAM-1 is a leukocyte adhesion molecule associated with LFA-1"Leukocyte Typing VII. (in press). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 渋谷和子 監修天神美夫: "応用サイトメトリー フローサイトメトリーによる細胞内サイトカインの検出"医学書院. 369(5) (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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