研究課題/領域番号 |
12051236
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
八木田 秀雄 順天堂大学, 医学部, 助教授 (30182306)
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研究分担者 |
中野 裕康 順天堂大学, 医学部, 助手 (70276476)
榧垣 伸彦 順天堂大学, 医学部, 助手 (80317403)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | OX40 / OX40リガンド / CD27 / CD70 / Fasリガンド / TWEAK / TRAIL / 自己免疫疾患 / GVHD / 腫瘍の転移 |
研究概要 |
(1)マウスOX40リガンド(OX40L)に対するmAbを作製し、マウスのLeishmania major感染系でTh2細胞の分化にOX40Lが重要な役割を果たすことを明らかにした。また、抗OX40L抗体の投与が骨髄移植後の急性GVHD及びコラーゲン誘発性関節炎の抑止に有効であることを示した。 (2)ラットOX40Lに対するmAbを作製し、その樹状細胞(DC)における発現と機能を明らかにした。 (3)マウスCD27リガンド(CD70)に対するmAbを作製し、実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)の抑止に有効であることを示した。また、NK細胞におけるCD27の発現と機能を明らかにした。 (4)NODマウスの糖尿病発症過程においてFasリガンド(FasL)は膵β細胞の傷害に直接関る訳ではなく、むしろ自己反応性T細胞の除去により抑制的に働くことを示した。 (5)NZBxNZW F1のSLEモデルにおいて、抗FasL抗体の投与が腎障害の抑止に有効であることを示した。 (6)マウス肝障害モデルにおいて、肝NKT細胞に発現するFasLが主たる肝細胞傷害因子として働くことを示した。 (7)ヒトTWEAKに対するmAbを作製し、IFN-γによる単球での発現誘導と、癌細胞傷害への関与を明らかにした。 (8)マウスTRAILに対するmAbを作製し、肝NK細胞に恒常的に発現しているTRAILが種々の腫瘍細胞の肝転移抑制因子として働くことを明らかにした。また、IL-12やα-GalCerといったIFNγ誘導因子の抗転移効果にNK細胞上に発現誘導されるTRAILが関与することを示した。
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