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ウイルス抵抗性遺伝子のシグナル伝達経路の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12052209
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京農工大学

研究代表者

丹生谷 博  東京農工大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (60135936)

研究分担者 松下 保彦  東京農工大学, 遺伝子実験施設, 助手 (40291348)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードBrassica / Nicotiana / ToMV / 移行タンパク質 / Arabidopsis / KELP / CMV / 抵抗性遺伝子
研究概要

Brassica campestrisおよびNicotiana tabacumの発現型ファージcDNAライブラリーを用いて,ToMV MPと相互作用するタンパク質(MIP:MP-interacting protein)のcDNAをウエストウエスタン法でスクリーニングした結果,B.campestris由来のクローンMIP102,MIP105,MIP106およびタバコ由来のMIP204が得られた。これらのうち最も結合力の強いMIP102はArabidopsis thalianaで転写コアクチベーターとして報告されたKELPのホモログであり,A.thalianaのKELP遺伝子産物を用いてもToMVMPとの相互作用が認められた。さらに,これら2種のKELPはいずれもCTMV-WやCMV-OのMPとも相互作用することが判明した。一方、MIP204についても、トマトのエチレン応答遺伝子とのホモロジーが見出され、転写コアクチベーターの1種に属することが判明した。KELPはPR遺伝子の1種PRHAを調節することが報告されており、KELPのような核内因子が細胞質において合成された直後にMPにトラップされて核内への輸送が阻害され、PR遺伝子の発現が何らかの影響を受けることが予想される。
現在我々は,ToMVのMP以外に、CMVのCPおよびMPをプローブとして追加し、またTMVに対する抵抗性遺伝子NのTIR,NBS,LRRの各ドメインを含む領域を組換えタンパク質として発現・精製した。これらをプローブとしたウエストウエスタンスクリーニングにより,各種タンパク質と相互作用する細胞因子のcDNAクローンが得られたので,今後はこれらの機能解析を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yasuhiko Matsushita 他: "In vitro phosphorylation of the movement protein of tomato mosaic tobamovirus by a cellular, kinase,"Journal of General Virology. 81. 2095-2102 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Naomi Sassa 他 : "The Molecular characterization and in situ expression pattern of pea SCARECROW gene."Plant Cell Physiol.. 42(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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