研究課題/領域番号 |
12131203
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川勝 英樹 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (30224728)
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研究分担者 |
星 泰雄 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (80301133)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
2003年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
2001年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
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キーワード | AFM / 力検出 / 表面物理 / マルチプローブ / ナノ構造物 / 物質検出 / afm / マラチプローブ / 質量検出 / カスペクトロスコピー / 高周波 |
研究概要 |
1)数ミクロンからサブミクロンオーダの単結晶シリコンカンチレバーで、先端に探針を有するものの作製に成功した. シリコンの結晶方位による異方性を用いてカンチレバーと探針を形成しているため、極めて精度の高い作製が可能となった.これにより、スケーラブルな作製方法が実現され、形状と寸法精度が全体の大きさや、フォトリソグラフィー装置の精度に大きく依存しないことを確認した.この作製手法により、一平方センチメートルあたり、数100万個のカンチレバーの作製が可能となった. 2)上記のような、ナノメートルオーダの3次元構造物の動特性の評価を目的として、100MHzまでの帯域を有するレーザドップラー振動計を実現した.その際、ヘリウムネオンレーザの880MHzのビートを光音響変調器を用いて1080MHzとし、これを搬送周波数として用いた.1GHz以上の搬送周波数を用いることにより、100MHz程度までのドップラー計測が可能となった.3次元のナノ構造物はその質量が小さいために、機械的固有振動数が1MHzから1GHz程度に存在する.本年度の成果によって、様々なナノ構造物の動特性の計測が可能になると考えられる. 一例として、上記カンチレバーを真空中で計測したところ、Q値が10000であることを確認した. 3)超高真空内で作動する、レーザドップラー振動計プローブ位置決め機構を実現した.これを用いて、今後、超高真空内での質量や場の計測を行う.
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