研究課題/領域番号 |
12144204
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
内田 信一 東京医科歯科大学, 医歯学総合大学院, 助教授 (50262184)
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研究分担者 |
佐々木 成 東京医科歯科大学, 医歯学総合大学院, 教授 (60170677)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
51,200千円 (直接経費: 51,200千円)
2004年度: 12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2003年度: 12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2002年度: 12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2001年度: 12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
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キーワード | 水チャネル / クロライドチャネル / ソーティング / トランスジェニックマウス / 上皮輸送 / AQP水チャネル / CLCクロライドチャネル / WNKキナーゼ / MDCK細胞 / ノックインマウス / 免疫沈降 / MPCK細胞 / 細胞内膜系 / 尿崩症 / ノックアウトマウス / クロライドチャンネル |
研究概要 |
当初の大きな研究目標の柱は、課題名どおりAQP水チャネルとCLCクロライドチャネルの細胞内局在機構の解明であった。この中で、方法論的には、ヒトにおける病気をひき起こす変異体の細胞内での動態を野生型と比較し解析することで、本来の野生型の機能を知るということを主として行った。ヒトでの病気が明らかでないチャネルに関してはノックアウトマウスを作成し、まずその生理的機能を確定し、その後細胞内の局在の意味付をさぐり、その分子メカニスムを探るという手法をとった。AQP水チャネルでは、そのバゾプレシンによる細胞内ソーティング機構が尿濃縮機構の主役であるAQP2水チャネルについて主として検討を加え、CLCクロライドチャネルに関しては、腎臓での経上皮クロライドベクトル輸送に関わっているCLC-Kクロライドチャネルとそのベータサブユニットであるバーチンの相互作用の解析を行った。また、細胞内、細胞膜上とその存在部位に論争のあったCLC-3についてはノックアウトマウスを作成して、その生理的意義を確立させた。 以下各論について項目のみ列挙。 1)AQP水チャネル a)優性遺伝形式腎性尿崩症起因性AQP2変異の発見とその病態生理の解析。細胞レベル、トランスジェニックマウス、ノックインマウスでの解析。治療の試み。 b)AQP2結合因子の単離。 c)AQP12ノックアウトマウスの作成。 d)AQP3のソーティング機構の解明。 2)CLCクロライドチャネル CLC-3ノックアウトマウスの解析。 a)細胞内膜系CLCクロライドチャネルの細胞内分布の同定。 b)CLC-Kとバーチンの相互作用の解析。 3)WNKキナーゼの上皮輸送に対する影響に関する検討。
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