研究課題
特定領域研究
ゲノム配列が決定されたことにより、表現型から原因遺伝子にたどり着くまでの道のりは、以前に比べると容易なものになったが、機能破壊によって明らかな表現型を示すものは約3分の1に過ぎないと推定されている。これらは、機能的に重複する遺伝子や表現型の異常が軽微で検出できないと考えられている。組織特異的な強制発現法は、ゲノムの遺伝子の機能を効率的にアノテートするのに適した方法である。本研究では、P-エレメントの内部にUASとhsp70由来のコアプロモーターを外向きに配置したGene Search(GS)ベクターをゲノムに挿入して強制発現変異体を作製できるGene Searchシステムを用いて、遺伝子機能情報を体系的に取得することを目的とした。具体的には,1)多機能をもつGene Search(GS)ベクターの開発とベクター挿入系統の大規模作製、2)GSベクター挿入サイトのマッピングと挿入特性の解析、3)GSベクター挿入系統の情報データベースの構築、4)GS系統を用いた網羅的な表現型情報の収集と分類、および5)表現型スクリーニングによって同定した新規遺伝子の機能解析、の5項目について研究を行なった。5種類の異なるGSベクターを用いて、合計1万6千系統を作製し、挿入サイトに隣接するゲノム配列を決定した。マッピング情報をはじめとして、個々のGSベクター挿入系統に関する大規模なデータを効率的に抽出、表示、利用するためのデータベースGSDBを構築した(http://gsdb.biol.metro-u.ac.jp/%7Edclust/)。GS系統を利用した表現型スクリーニングによって、発生、細胞死、自然免疫、行動、ストレス感受性、寿命など、様々な機能に関する新規遺伝子を多数見出し、その性状を明らかにした。
すべて 2006 2005 2004 2003 2002 2001 その他
すべて 雑誌論文 (39件) 産業財産権 (2件) 文献書誌 (27件)
Biol. Cell 98
ページ: 135-140
EMBO reports 6
ページ: 1082-1087
Biochim. Biophys. Acta 1726
ページ: 225-237
Proc. Natl. Acad. Sci.USA 102
ページ: 15918-15923
EMBOr 6
Dev. Biol. 284
ページ: 204-218
Genetics 170
ページ: 779-792
Dev. Biol. 281
ページ: 121-133
J. Biochem. 137
ページ: 315-322
Genes Genetic Systems 79
ページ: 351-359
130000062151
Genetics 168
ページ: 2077-2087
Gen Genet. Sys. 79
Curr. Biol. 14
ページ: 2228-2236
Devel. Biol. 274
ページ: 413-425
J. Clin. Biochem. Nut. 34
ページ: 77-83
130003670596
J. Biol. Chem. 279
ページ: 18920-18925
Gen.Genet.Sys. 79
Curr.Biol. 14
Devel.Biol. 274
J.Clin.Biochem.Nut. 34
J.Biol.Chem. 279
Genes & Development 17
ページ: 2496-2501
Nature Neuroscience 6
ページ: 917-924
Genes Dev. 17
Nat. Neurosci. 6
Gene 311
ページ: 59-69
Biogerontology 4
ページ: 157-165
Development 130
ページ: 151-1522
Genesis 34
ページ: 58-61
Proc. Natl. Acad. Sci.USA 99
ページ: 13705-13710
Mech.Age.Dev. 123
ページ: 1531-1541
EMBO J. 21
ページ: 3009-3018
J. Neurobiol. 51
ページ: 205-214
Journal of Neurogenetics 15
ページ: 1-10
Biogerontology 2
ページ: 271-281
ページ: 209-217
J. Neurogenet. 15
Behav. Genet. 31
ページ: 437-444