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小型ツメガエルを用いた、MBT特異的発現遺伝子の網羅的解析

研究課題

研究課題/領域番号 12202031
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

加藤 順也  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (00273839)

研究分担者 田中 利明  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (40263446)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワードアフリカツメガエル / MBT / E2F / トランスジェニックガエル / サイクリンD1 / プロモーター
研究概要

両生類の初期発生過程におけるMidblastula移行(MBT)では、Zygoticな転写と細胞分化の開始、G1間期の出現と体細胞型への細胞周期の変換と大きな変化が起こるが、その分子機構の解明は大きな命題の一つである。我々はG1/S転移期に重要な働きをする転写因子E2Fに着目し、MBTでの機能解析を行った。レポーター遺伝子を用いて測定したところ、MBTを境に内在性E2F活はが上昇した。優性不能型E2Fタンパク質を導入するとMBT後の内在性E2F活性の上昇が阻害され、MBT以後の発生過程に異常が認められた。優性不能型E2Fタンパク質の導入によりMBT前では変化は認められなかったが、野性型E2Fタンパク質を導入した胚ではMBT以前にE2F活性が上昇し卵割に異常を生じた。これらのことから、MBT以後にE2F活性が上昇することがMBTの正常な転移に重要な役割を果たしていることがわかる。MBT前後におけるE2Fの標的遺伝子候補を網羅的に解析するために、MBT前後の胚から抽出したmRNAを用いてディファレンシャルスクリーニングを行い、MBT以後に発現が上昇する遺伝子の候補を150クローン得た。現在、これらの遺伝子のさらなる解析を進めるとともに、優性不能型E2Fにて抑制され、野性型E2Fによって活性化されるクローンの選別を行っている。また、サイクリンD1プロモーターにレポーターとしてGFPを連結後、これを用いてトランスジェニック個体を作成し、in vivoでのプロモーターアッセイ系を確立した。さらに、段階的欠失変異体を用いて同様に解析しサイクリンD1プロモーターの活性化に必要な領域を定めた。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Arata Y: "Cdk2-dependent and-independent pathways in E2F-mediated S phase induction."J Biol Chem. 275. 6337-6345 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Shen L: "Differentiation-associated expression and intracellular localization of cyclin-dependent kinase inhibitor p27^<KIP1> and c-Jun co-activator JAB1 in neuroblastoma."Int J Oncol. 17. 749-754 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Deng XW: "Unified nomenclature for the COP9 signalosome and its subunits : an essential regulator of development."Trends Genet. 16. 202-203 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2018-03-28  

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