研究課題/領域番号 |
12202051
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
長谷部 光泰 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (40237996)
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研究分担者 |
西山 智明 日本学術振興会, 特別研究員
藤田 知道 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (50322631)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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キーワード | ヒメツリガネゴケ / アクチベーション / 完全長ライブラリー / オーキシン / サイトカイニン |
研究概要 |
本研究では、ヒメツリガネゴケをモデルとして、オーキシンとサイトカイニンの生合成、受容、情報伝達に関わる遺伝子を誘導cDNAアクチベーション法(全長cDNAを過剰発現プロモーターによって発現させ、変異体を得る方法)により網羅的に単離することを目的としている。 1.mRNAの5'末端に存在するキャップ構造を利用してヒメツリガネゴケ完全長cDNAライブラリーを作成した(理研篠崎研、林崎研との共同研究)。現在、オーキシン処理、サイトカイニン処理したヒメツリガネゴケ由来の完全長cDNAライブラリーを作成中である。 2.作成したヒメツリガネゴケ完全長cDNAライブラリーのうち、1000クローンの塩基配列を決定した結果、90%以上が、完全長cDNAであることがわかった。来年度末までに3万クローンの配列決定、カタログ化を行う予定である。 3.被子植物のオーキシン応答プロモーターであるDR5、GH3プロモーターにGFPをつないだコンストラクトを作成し、ヒメツリガネゴケのニュートラルサイトであるPpHB9サイトに導入した。その結果、GH3プロモーターがヒメツリガネゴケ内で局所的に発現していることがわかり、オーキシンの分布の指標として使える可能性があることがわかった。 4.2で塩基配列決定したクローンを、順次、オーキシン応答プロモーター::GFPを持つヒメツリガネゴケに導入し、過剰発現株の作成を開始した。来年度末までに7千変異体の単離をめざしている。
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