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精子および卵子の標識による効率的な複数遺伝子変異マウスの作成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12204022
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関筑波大学

研究代表者

八神 健一  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40166476)

研究分担者 中内 啓光  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40175485)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワード遺伝子導入マウス / GFP / 精子 / フローサイトメトリー
研究概要

多因子疾患の病態解明や疾患関連遺伝子の相互作用を解明するために、複数の遺伝子改変マウスの交配により複数遺伝子変異マウスを作製し、複数の遺伝子間の相互作用を解析する方法が急激に普及している。ヘテロ変異マウスより、変異遺伝子を持つ精子や卵子をFACS(fluorescein activated cell sorter)および顕微鏡で選別し、体外受精あるいは顕微受精で受精させることにより、短期間に複数遺伝子ホモ変異マウスを作製する方法を確立することを目的とし、以下のことを実施した。
1)FACSによる精子選別方法を検討するため、精子で特異的に発現するアクロシン結合タンパク遺伝子制御領域とGFP遺伝子の融合遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを作製し、ヘテロ変異マウスの精子をFACSによるソーティングを実施した。GFPの発現の有無によりソーティングは可能であったが、得られた精子の運動性や受精能力の低下が認められた。
2)ソーティングの条件(希釈液、温度等)を変えることにより、体外受精と胚移植による産仔を得ること、産仔の遺伝子解析により、変異遺伝子をもつ精子がソーティングにより選別可能なことが確認された。しかし、出生率は低く、ソーティング条件の更なる改善が必要である。
3)体外受精率の悪い選別精子の受精能を高めるため、顕微受精法を適用し、産仔が得られることを確認した。
以上より、あらかじめ、導入遺伝子をGFPで標識することにより、変異遺伝子を持つ精子を選別することが可能であると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2018-03-28  

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