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糖尿病合併症家系図の構築と糖尿病合併症候補遺伝子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 12204060
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

吉川 隆一  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50093406)

研究分担者 古家 大祐  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (70242980)
前川 聡  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (00209363)
羽田 勝計  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (60164894)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワード糖尿病 / 糖尿病合併症 / 候補遺伝子
研究概要

<背景と目的>大規模疫学研究により、高血糖が糖尿病血管合併症の重要な成因であることは明らかにされているが、血糖コントロールのみにて合併症の発症、進展を阻止し得ないのが現状である。また、血糖コントロール状態に関わらず糖尿病性腎症、網膜症が発症・進展することや、これら合併症が家族内に集積していることも事実である。従って、糖尿病血管合併症の発症、進展に対する遺伝的素因すなわち糖尿病合併症感受性遺伝子の探索は合併症の発症・進展機構のみならずその制御手段をも解明できる。
<検討結果と考察>糖尿病患者836名の家族歴、白血球DNA、臨床検査、合併症関連検査を含む項目の蓄積を行ない、糖尿病合併症とangiotensinogen(AT)、angiotensin type 1 receptor(AT1R)、angiotensinconverting enzyme(ACE)、eNOS、TGF betal、matrix metalloproteinase 9(MMP9)、aldose reductase(AR)、methylenetetrahydrofolate reductase(MTHFR)の遺伝子多型を検討した。MMP9遺伝子多型と糖尿病性腎症の発症に、またTGF-betal遺伝子多型と糖尿病性網膜症の発症にcase-control studyにて有意な関連が認められた。しかし、これら結果は、集団の階層化(population stratification)などによる偽陽性である可能性を否定することはできないため、伝達不均衡テスト(transmission/disequilibrium test : TDT)を用いcase-control studyで得られた結果を検証する必要がある。さらに、感受性遺伝子の検出率を向上するためcase-control症例数を増加することも重要である。
<今後の方針>関連施設である長浜市民病院及び第二岡本総合病院の糖尿病患者2398例を加えそれら患者の臨床分類を行うと共に、TDTのため糖尿病合併症に関する家系図の構築を行なう。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 郭宝良 他: "Transforming Growth factor β(TGF-β)遺伝子多型と糖尿病合併症との関係"糖尿病. 43,Supple1. S-284 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2018-03-28  

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