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枯草菌細胞分化の遺伝子ネットワークの全体像

研究課題

研究課題/領域番号 12206003
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京農工大学

研究代表者

佐藤 勉  東京農工大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (70215812)

研究分担者 高松 宏治  摂南大学, 薬学部, 助手 (70272151)
渡部 一仁  摂南大学, 薬学部, 教授 (20107105)
竹内 道雄  東京農工大学, 農学部, 教授 (50092490)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
32,000千円 (直接経費: 32,000千円)
2002年度: 15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
2001年度: 17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
キーワード枯草菌 / 細胞分化 / 胞子形成 / 分子生物学
研究概要

枯草菌機能未知遺伝子破壊株バンクを用いて、胞子の耐熱性を指標にしたスクリーニングから得られた遺伝子の機能解析を進めた。昨年度報告したyaaT, ybdAB, yqjE, ykvVのうち、ykvV, ydiHのより詳細な解析を行い、それぞれσ^Kの活性化とコルテックス合成に関与するタンパク質、胞子形成開始期に必要なDNA結合タンパク質をコードすることを明らかにした。また、EUのグループにより作製された約1200株の遺伝子破壊株についても同様に調べ、8個の胞子形成に関与する遺伝子を見出し、特にymcA, ytcFは胞子形成開始期に重要な働きをもつことが示された。さらに、機能が推定されている遺伝子としてdgkA(diacylglycerolkinase)は、細胞膜合成に関わることが推定されるが、胞子形成期においてはコルテックス形成に関与することを明らかにした。
LC/MS/MS解析により得られた約150種類のタンパク質のうち、約30種類の遺伝子について、LacZアッセイにより示されていた発現制御因子に対応するプロモーター配列を推定することができた。上記の遺伝子についてGFP融合タンパク質生産株の作製も終了した。蛍光顕微鏡により観察されたGFP融合タンパク質の局在部位は、遺伝子発現制御因子とタンパク質のアミノ酸配列をもとに推定されていた局在部位とほぼ一致することが分かった。また、GFP融合タンパク質の蛍光が確認された場合でも、GFP融合タンパク質が胞子から抽出されず、免疫ブロッティングで検出されない場合があることがわかった。一方、細胞分化の過程を連続的に追うために必要な蛍光顕微鏡によるタイムラプス画像を得る方法を確立した。細胞膜をFM4-64、DNAをSYTO16で染色し、GFP融合タンパク質の局在をシングルセルで動画として捕らえることが可能となった。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Shigeo Hosoya: "Identification and characterization of the Bacillus subtilis D-glucarate/galactarate utilization operon ycbCDEFGHJ"FEMS Microbiol.Lett.. 210(2). 193-199 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Shigeo Hosoya: "Mutation in yaaT leads to significant inhibition of phosphorelay during sporulation in Bacillus subtilis"J.Bacteriol.. 184(20). 5545-5553 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Ritsuko Kuwana: "Proteomics characterization of novel spore proteins of Bacillus subtilis"Microbiology. 148. 3971-3982 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Masayoshi Isezaki: "A putative ATP-binding cassette transporter Y bol A involved in sporulation of Bacillus subtilis"FEMS Microbiol.Lett.. 204. 239-245 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Takako Murakami: "Analysis of the Bacillus subtilis spoIIIJ gene and Its Paralogue Gene, yqjG"J.Bacteriol.. 184(7). 1998-2004 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Takamatsu: "The yabG gene of Bacillus subtilis encodes a sporulation specific protease which in involved in the processing of several spore coat proteins."FEMS Microbiology Letters. 192・1. 33-38 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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