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EBウイルスベクターを用いた系統的遺伝子機能解析システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 12206016
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関筑波大学

研究代表者

三輪 佳宏  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (70263845)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワードEpstein-Barrウイルス / レプリコン / ベクター / 遺伝子発現 / 転写調節 / テトラサイクリン
研究概要

ゲノム解析によって明らかになった塩基配列情報を元に、系統的に簡便にかつ迅速に機能解析を進めることができる網羅的な機能解析手法の開発を目的として研究を進めている。本年度は、Epstein-Barrウイルスのレプリコンを応用したEBVベクターの利点を生かした、複数の解析を多角的に遂行し、以下のような結果を得ることができた。
1)大規模プロモーターライブラリーの構築
各遺伝子の発現制御に必要十分なプロモーター・エンハンサーの効率よい回収方法の確立を目指し、ヒトゲノムDNA断片をEGFPにつないだライブラリーをEBベクター上に構築し、細胞に導入後、EGFPの蛍光を指標にセルソーティングを行い、様々な強度のプロモーター活性を示すDNA断片を回収した。これらの塩基配列を決定しデータベースの検索を行った結果、約4割のクローンについてゲノム上での位置が特定できた。現在、これらのクローンがin vivoにおいても遺伝子発現制御に関わっているかどうかについて確認することで、申請者のスクリーニング系の評価を進めている。
2)テトラサイクリン(Tet)制卸発現系の発展型の開発
申請者のこれまでのEBVベクターを応用した解析から、現在広く使われているTet制御発現系はまだまだ改良の余地が多く、いくつかの改変をほどこすことで、より優れた発展型を開発できることを見い出していた。そこで本研究では、発展型Tet制御発現系の構築を行い、非誘導時の発現のモレが非常に小さく、誘導時には強力な遺伝子発現を得られる発現システムの構築に成功した。その評価のために行った細胞毒性の強い遺伝子の調節発現系の構築にも成功したことから、今回開発した発現系は極めて厳密な調節が可能であることが明らかとなった。現在このシステムのトランスジェニックマウスへの応用を進めている。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Akihiro Yamanaka: "Orexin-induced food intake inrolves neuropeptide Y pathway"Brain Research. 859. 404-409 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Maki Kondo: "The rate of cell growth is regulated by purine biosynthesis via ATP production and G_1 to S phase transition"Journal of Biochemistry. 128(1). 57-64 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Daisuke Uchida: "over-Expression of TSC-22 (TGFβ-Stimulated Clore-12) markodly enhances 5-Fluorouracil-induced apoptosis in a Human Salivary Gland Cancer Celline"Laboratory Investigation. 80(6). 955-963 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi Hino: "Nuclear translocation of TSC-22 (TGFβ-Stimulated Clone-22) concomitant with apoptosis : TSC-22 as a putative transcriptional regulator"Biochemical and Biophysical Research Communications. 278. 659-664 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2018-03-28  

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