研究課題/領域番号 |
12210001
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
津田 一郎 北海道大学, 大学院理学研究科, 教授 (10207384)
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研究分担者 |
行木 孝夫 (行木 考夫) 北海道大学, 大学院理学研究科, 助手 (40271712)
松本 健司 北海道大学, 大学院理学研究科, 助教授 (80183953)
池上 高志 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10211715)
KAMPIS George 北陸先端科学技術大学院大学, 客員助教授
藤井 宏 京都産業大学, 工学部, 教授 (90065839)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
2002年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
2001年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | 思考・推論 / カオス・フラクタル / 学習実験 / 連想記憶 / エピソード記憶 / 思考・推論の力学理論 / サルの思考実験課題 / エピソード記憶形成 / カントール集合 / カオス的遍歴 / 時系列の階層記憶 / カテゴリー形成 / 思考・推論の神経相関 / 思考推論過程 / 不動点型ニューラルヒット / カオス力学系 / 思考推論の神経相関 / 複雑系科学 / 推論過程 / 力学系 / カテゴリー / 三段論法 / 写像合成 / ニューラルネット |
研究概要 |
思考・推論と記憶の相違点は以下のようであろう。連想記憶が文脈依存であるのに対し思考は文脈自由であり、思考とは関係の発見、計算、矛盾した状況からの飛躍、すなわちアブダクションに近いものと考えられる。純粋思考と純粋記憶が干渉する部分がカテゴリー形成である。 推論過程の力学系による表現のモデルを構成した。そのモデルのニューラルネットワーク表現は、不動点型になる。得られた不動点型ニューラルネットのシミュレーションの結果は、さまざまな部分同期間のカオス的遍歴になることがわかった。このカオス的遍歴的な挙動は推論の推移を表現していると考えられる。 次に種々の推論の分類を行った。三段論法的な推論実験を猿に行わせる為に、第一段階としてカテゴリー形成の実験を行う事にした。思考と推論過程とニューロダイナミックスの関係に関するカオス・フラクタルを基礎とする複雑系理論モデルの可能なもののひとつを作った。エピソード記憶形成は思考の原型であり、その様態を研究することで,思考・推論過程の神経機能が解明されうる。思考の動物実験として、カテゴリー弁別の学習を行わせることが重要な問題となると結論付けた。われわれは思考の神経相関を求めたいので、より簡単なタスクを考案した。異なる種類のパターン群を複数用意し、特定の二群の間の連想をマカクサルに学習させてそれらの連想が合成されるかどうかをまず確認した。課題実行中のマカクサルの行動と前頭連合野からの脳内記録を同時に計測し、報酬に駆動された複数回の連想の合成と逆向きの連想が起こっていることを示唆する神経活動を得た。
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