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神経細胞およびグリア細胞の変性におけるApaf1依存性アポトーシスの解析

研究課題

研究課題/領域番号 12210118
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関九州大学

研究代表者

吉田 裕樹  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (40260715)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワードApaf1 / ミトコンドリア / アポトーシス / ニューロン
研究概要

Apaf1は、ミトコンドリア依存性アポトーシスにおいてカスパーゼ9を活性化するアダプター分子である。Apaf1欠損細胞はさまざまなアポトーシス誘導刺激に抵抗性を示し、またApaf1欠損マウスは脳の発生過程におけるアポトーシスの著しい減少のため神経細胞の蓄積により胎生期に死亡する。Apaf1欠損、および野生型胎仔より神経上皮細胞を得て、これらを分散培養し、これらに1)成長因子除去2)紫外線照射によりアポトーシスを誘導したところ、成長因子除去では、野生型細胞ではアポトーシスが誘導され、Apaf1欠損細胞では、アポトーシスは認められなかった。このことは、Apaf1が神経細胞の成長過程における(成長因子欠乏などにより引き起こされる)細胞死に重要な役割を果たしていることを示していると考えられた。一方、紫外線照射においては、予期に反してApaf1欠損細胞でも野生型と同様に細胞死が認められた。Apaf1を欠損する胎生幹細胞や胸腺細胞は紫外線照射に対して抵抗性を示すことから、神経細胞とそれ以外の細胞とで、紫外線照射により引き起こされるアポトーシスの誘導機構が異なる可能性が考えられた。今後抗がん剤によるアポトーシス誘導や、polyQ(ポリグルタミン)発現による細胞死に関しても検討し、神経上皮細胞の分化・細胞死の機構を解析していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Haraguchi M 他: "Apoptotic Protease Activating Factor 1 (Apaf-1)-independent Cell Death Suppression by Bcl-2"J Exp Med. 191. 1709-1720 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Yada S 他: "IL-7 prevents both caspase dependent and independent pathways that lead to the spontaneous apoptosis of i-IEL"Cellular Immunology. (印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2018-03-28  

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