研究課題/領域番号 |
12212002
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立国際医療センター(研究所) (2001-2004) 九州大学 (2000) |
研究代表者 |
笹月 健彦 国立国際医療センター, 総長 (50014121)
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研究分担者 |
有村 佳昭 札幌医科大学, 医学部, 助手 (80305218)
苗代 康可 札幌医科大学, 医学部, 助手 (80347161)
猪子 英俊 東海大学, 医学部, 教授 (10101932)
横田 淳 国立がんセンター研究所, 部長 (10191503)
山本 健 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (60274528)
佐々木 泰史 札幌医科大学, 医学部, 助手 (70322328)
松野 正紀 東北大学, 医学部, 教授 (80004737)
源 利成 金沢大学, がん研究所, 助教授 (50239323)
三輪 晃一 金沢大学, 医学部, 教授 (80019968)
伊東 文生 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90223180)
磨伊 正義 金沢大学, がん研究所, 教授 (80092807)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
263,900千円 (直接経費: 263,900千円)
2004年度: 49,700千円 (直接経費: 49,700千円)
2003年度: 49,800千円 (直接経費: 49,800千円)
2002年度: 43,800千円 (直接経費: 43,800千円)
2001年度: 65,600千円 (直接経費: 65,600千円)
2000年度: 55,000千円 (直接経費: 55,000千円)
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キーワード | 胃がん / ゲノム / 遺伝子多型 / 連鎖解析 / 相関解析 / SNP / マイクロサテライト / 罹患同胞対 / 連鎖 / 相関 / 全ゲノムスキャン / マイクロサテライトマーカー / SNPs / 多因子疾患 / 罹患同胞対法 / 全ゲノムスクリーニング / LOD値 |
研究概要 |
胃がんの発症感受性を規定する遺伝要因の解明を目的として、1)罹患同胞対法による全ゲノム連鎖解析、2)連鎖領域における相関解析、3)候補遺伝子解析、を進めた。全国レベルで胃がん試料収集委員会を組織し、胃がん発症同胞対および孤発症例をそれぞれ170組、540症例収集した。170組の胃がん罹患同胞対を対象として全ゲノムスキャンを用い、候補染色体領域として1p32、2q33、11p14、21q21を同定した。家系の階層化解析では、胃上部胃がん発症家系において2q33がLOD値3.6を示し、有力な候補領域と考えられた。4候補領域のうち21番染色体は早期にゲノム配列が明らかにされたこと、21q領域は日本人胃がんにおいてLOHを高頻度で認めることから、21qに位置する発現が明らかな70遺伝子を対象として、孤発症例を用いた相関検定を実施し、Heat shock protein関連遺伝子であるSTCH遺伝子領域内に有意な差を示す複数のSNPを同定した。さらに、胃がん発症との関連が示唆される41候補遺伝子を相関解析し、女性罹患者に相関を示す一群のSNPをATM遺伝子領域内に同定した。ATMにはエクソンが66個存在するが、相関を示した領域はエクソン15-35に位置する。この領域のエクソンを利用する新規Short Isoformを同定し、この分子がキネトコア構成タンパクと結合することを明らかにした。以上のように、全ゲノムスキャンによって胃がん発症関連遺伝子が位置する4染色体候補領域を見出し、21番染色体においては新規がん関連遺伝子STCHを同定した。また、準連続形質としての多因子疾患の閾値説から、閾値の高い性(胃がんの場合女性)においては、罹病に対しての遺伝要因の寄与が高い。よって女性胃がん罹患者において相関を認めたATM遺伝子多型は、胃がん発症を規定する遺伝要因の有力候補の一つと考えられ注目される。
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