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エフェクター変異をもつras遺伝子を導入したトランスジェニックマウスの作製と解析

研究課題

研究課題/領域番号 12213026
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

澤井 昭司  東京大学, 医科学研究所, 助手 (80313089)

研究分担者 中尾 和貴  東京大学, 医科学研究所, 寄付研究部門教員 (20217657)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2000年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
キーワードras / シグナル伝達系 / トランスジェニックマウス
研究概要

Ras遺伝子産物は、サイトカインや成長因子によって活性化されると、エフェクター分子であるRas結合蛋白(Raf、PI 3 kinase、RalGEFs)を通じて、下流の特異的なシグナル伝達系(MAP kinase、Akt kinase、Ral)を活性化する。Ras蛋白は、32-40番目のアミノ酸残基を通じてエフェクター分子と相互作用するが、この領域の点突然変異は、部分的にRasの機能を失わせ、ある特定のシグナルに対する伝達性を特異的に阻害する。こうしたエフェクター突然変異体を用いて、下流のシグナル伝達系のそれぞれの特異的な機能が解析されているが、これらの結果は、主に培養細胞を用いた実験から得られており、実際に個体内で、これらのシグナル伝達系がどういう役割を果たしているのかについては、わかっていない。我々の最終目的は、こうしたエフェクター突然変異体の個体における影響を調べることによって、Rasの下流にあるシグナル伝達系の個体における役割を明らかにすることである。
今年度は、エフェクター変異を持つH-ras遺伝子の発現ベクターの構築およびトランスジェニックマウスの作製を試みた。まず、MAPキナーゼにのみシグナルが伝わるものとしてE38変異、PI3キナーぜにのみシグナルが伝わるものとしてC40変異、Ralにのみシグナルが伝わるものとしてG37変異を、site-directed mutagenesis法を用いて、正常H-ras遺伝子に導入した。骨格となるH-ras遺伝子の発現ベクターは、比較のため、我々の研究室で以前作製されたH-ras遺伝子のトランスジェニックマウスに用いられたものと、全く同じものを用いた。現在、これらのベクターを用いて、トランスジェニックマウスの作製を試みているところである。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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