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関連蛋白群の機能解析による造血器腫瘍の染色体転座発生機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12213029
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

青木 克己  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (40291322)

研究分担者 小池 由佳子  東京大学, 医学部・附属病院, 医員
辻野 志穂  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50251236)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード染色体転座 / DNA結合蛋白 / 造血器腫瘍
研究概要

造血器腫瘍にはしばしば染色体転座が認められ、それに起因する遺伝子変化が癌化の直接の原因となっているが、その転座自体の生じる機構に関しては、未だ不明な点が多く残されている。我々はこれまでに転座の発生に関与する可能性を秘めた新規因子を単離し、Translinと命名した。しかしこの蛋白は、種々の解析によっても、生体内での生理活性や染色体転座機構への関与の詳細は未だ不明のままである。我々はその解決のために、マウスのTranslin遺伝子を単離し、そのcDNAとゲノムDNAの構造と塩基配列を調べつのエクソンと5つのイントロンよりなることを解明した。さらに、このゲノム構造と詳細なその制限酵素地図を基にして、相同組換えにより目的の遺伝子を欠損させるためのTarget Vectorを、遺伝子工学的手法を用いて作成した。これをマウスのES細胞にElectoroporationにより形質導入し、同時に組み込まれたNeo耐性遺伝子を利用して、Neomycin(G418)で選別を行った。生き残ったクローンを培養し、増殖してきた段階でゲノムDNAを抽出した後、適切な制限酵素とプローブを用いサザンブロットを行った。この結果、目的とする遺伝子領域が相同組換えを起こしたと思われる1クローンを選別した。得られた組換えクローンを増殖させて一部凍結保存した後、その一部をマイクロインジェクション法により、借り親の卵細胞に注入し融合させた。現在は、生まれ出たキメラマウス(体毛で識別)の中で、生殖細胞において目的とする遺伝子が欠失しているマウスを選別中である。今後は、このキメラマウスと別のマウスと交配し、F1マウスを作成する。次に目的の遺伝子が欠失しているマウスを選びだし、これらのマウス同士でさらに交配してF2をつくり、その中から産まれてくるKOマウスを選別し、解析を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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