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クロマチンリモデリング因子と核膜孔タンパク質の融合による細胞がん化の機構解析

研究課題

研究課題/領域番号 12213044
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京工業大学

研究代表者

永田 恭介  東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (40180492)

研究分担者 菊池 韶彦  名古屋大学, 医学部, 教授 (40283428)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2000年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワード白血病 / クロマチン / 染色体転座 / 核膜孔タンパク質 / 核外輸送 / アデノウイルス
研究概要

本研究の目的は、新たながん化機構の解明を念頭に、ある種の白血病に関連したクロマチンリモデリング因子と核膜孔タンパク質の融合タンパク質TAF-I-CANの機能を明らかにすることにある。転座型のTAF-I-CAN遺伝子を構築し3T3細胞に導入するとフォーカスが形成され、ヌードマウスに接種すると腫瘍塊が認められた。ついで各種変異型TAF-I-CAN融合遺伝子を構築し、軟寒天での増殖能を調べた。転座型TAF-I-CANの導入によりコロニーの形成が認められ、またTAF-I-CANのCAN部分(核内外輸送に関わる因子との結合部分を含む)に相当するCANのC末を保持した遺伝子の導入により、TAF-I-CANよりは効率が低いがコロニーの形成が認められた。TAF-IとCANの細胞内局在はそれぞれ核と核膜であるが、TAF-I-CANと上記のC末だけを保持したCANは核および細胞質でドット状の局在を示した。TAF-I-CANはhCRM1との結合活性を保持しており、細胞内で一部のhCRM1の局在を変化させるのみならず、NES(nuclear export signal)を含むタンパク質の核外輸送の異常をもたらした。以上の結果から、CAN活性を持つ変異型CANの細胞内局在が核膜以外の場所に変化することにより、核外輸送系に変調が誘起されるものと考えられる。現在、この結果とTAF-I-CANによる細胞の形質転換との関連を検討している。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書

研究成果

(1件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] Pepin,Kim: "Molecular cloning of horse Hsp90 cDNA and its comparative analysis with other vertebrate Hsp90 sequences"J.Vet.Med.Sci.. 63. 115-124 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-03-31   更新日: 2018-03-28  

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