研究課題/領域番号 |
12213095
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
今井 章介 高知医科大学, 医学部, 教授 (60232592)
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研究分担者 |
松崎 茂展 高知医科大学, 医学部, 助手 (00190439)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2000年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | Epstein-Barr virus / 上皮細胞 / 癌化 / BARF0遺伝子 |
研究概要 |
EBウイルス(EBV)による上皮細胞悪性化機構を明らかにするため、我々が世界に先駆けて樹立したユニークな実験系を用いて解析を行った。まず多数のEBV陽性上皮細胞株、EBV陽性胃癌組織、上咽頭癌組織でのEBV潜伏感染遺伝子発現を検索し、いずれの場合もEBNA1、EBER、LMP2A、BARF0遺伝子は高発現されていたが、RK-BARF0遺伝子は従来の報告とは異なり多くの例で陰性ないし極めて低発現という、EBV感染上皮性細胞ではこれまでにない特異なEBV遺伝子発現パターンをとっていることが明らかになった。このようなEBV遺伝子発現様式は、我々が樹立した正常胃粘膜由来上皮細胞(PGE-5)に薬剤耐性遺伝子を組み込んだリコンビナントEBVを感染させた場合にも、著明な細胞悪性変化を伴って再現された。上皮細胞で発現される上記4遺伝子を個々にPGE-5細胞に導入したところ、BARF0遺伝子のみがEBV感染PGE-5での悪性変化を一部再現した。yeast two hybridでRK-BARF0がNotch1、Notch4と結合することが他のグループにより示されているが、今回の検討ではBARF0蛋白とNotch1との結合は認められなかった。 現在、BARF0とNotch4との結合に関して解析を続行するとともに、BARF0に加えて上皮細胞悪性変化を担う別のウイルス遺伝子を同定すべく、昨年新たに見い出されたBART/CST family遺伝子群(RPMS1、A73)についても同様に検討中である。
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