研究課題/領域番号 |
12213145
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研究種目 |
特定領域研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
戸所 一雄 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 副主任研究員 (80172170)
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研究分担者 |
望月 由子 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 協力研究員 (60321824)
倉沢 靖博 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 協力研究員 (50300869)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2000年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 染色体 / スピンドル形成チェックポイント / キネトコア / CENP-H / APC |
研究概要 |
姉妹染色分体の分配やスピンドル形成チェックポイントの異常により染色体の不均等分配や不安定制を誘導し癌を誘発することが判明してきた。本研究では細胞分裂の要となるスピンドル形成チェックポイントの制御機構の解明を目指して、ヒト細胞においてキネトコア構成因子を単離同定すると共に、その制御機構の解明を試みた。その結果、以下の点を明らかにした。(1)新規キネトコア局在蛋白質CENP-Hを同定し、マルチマーを形成し、姉妹染色体分配に機能していると考えられているMCAKとの結合を見いだし、CENP-H自身はキネトコアinner plateに局在することを明らかにした。CENP-HがないとCENP-Cもキネトコアに局在ができなくなり、キネトコアの形成において重要な役割を担うことを見いだした。(2)チェックポイントが利いている時にリン酸化されているキネトコア蛋白質を認識する3F2抗体と反応する蛋白質を同定した。APCはスピンドル形成チェックポイントが利いている時にPKAでリン酸化されるが、リン酸化されたサブユニットは3F3/2抗体で認識されることが判明した。キネトコアにある不活性型のAPCが3F3/2抗体で認識されることが判明したが、スピンドル形成チェックポイントの謎を直接解明するには至らなかった。(3)APCのリン酸化による活性化メカニズムとして、MPFはSuc1が共存することによりAPCをリン酸化し、Plk単独でもERKやPKA単独でもリン酸化されることを見いだした。Plkの上流のキナーゼとしてSlkを同定した。また、MPFとPlkはお互いにリン酸化し活性化し、APCをリン酸化することを見いだした。
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