研究課題/領域番号 |
12215020
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
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研究分担者 |
畑 裕 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80313237)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
309,100千円 (直接経費: 309,100千円)
2004年度: 63,000千円 (直接経費: 63,000千円)
2003年度: 63,000千円 (直接経費: 63,000千円)
2002年度: 63,100千円 (直接経費: 63,100千円)
2001年度: 65,000千円 (直接経費: 65,000千円)
2000年度: 55,000千円 (直接経費: 55,000千円)
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キーワード | 細胞周期 / 癌抑制遺伝子 / APC / Asef / β-catenin / Wnt / 裏打ち蛋白 / 接着 / がん抑制遺伝子 / TGF-b / がん細胞 / 細胞運動 / ICAT / KAP3 / BAOP1 / MAG1 / PAPIN / 癌 / Wntシグナル / 細胞接着 / 細胞膜裏打ち蛋白質 |
研究概要 |
がん細胞における細胞周期制御異常の機構を明らかにすることを目的として研究を進め以下の事実を明らかにした。 1.APCによって活性化されるGEF分子Asefのファミリー分子を見出してAsef2と命名し、細胞の形態、接着、運動の制御に関与することを明らかにした。 2.AsefがJNKシグナルの活性化を引き起こすこと、APCがこの活性を促進することを見出した。 3.AsefおよびAsef2遺伝子欠損マウスを作製した。 4.β-catenin-cadherin複合体に結合しCdc42およびRacを標的とするGAP分子RICSの細胞内局在を明らかにし、結合分子2種類を同定した。 5.β-catenin-TCF複合体による転写活性化を促進し、細胞transformationを促進する作用をもつB9Lの遺伝子欠損マウスを作製し、血管、心臓に異常を起こし胎生致死となることを見出した。 6.β-catenin-TCFの標的遺伝子を検索し、機能未知の膜蛋白質およびzinc finger蛋白質が標的であることを見出した。 7.in silico promoter analysisによりTCFとcross talkしている可能性のあるいくつかの転写因子を同定した。 8.DLGと結合しているRap1特異的なGAP分子SPALのファミリー分子2種類を見出しその性質を明らかにした。 7.タイトジャンクションの裏打ち蛋白質MAGI-1に結合する候補分子Rassf1に類似する分子Rassf6の解析を行った。 8.接着分子JAM4とE3ユビキチンリガーゼLNX1の相互作用の解析を行った。 9.MAGI-1と遺伝性ネフローゼの原因遺伝子産物のひとつであるnephrinの相互作用の解析を行った。
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