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HMGドメイン転写因子SOXによるN-カドヘリン遺伝子の発現制御

研究課題

研究課題/領域番号 12215091
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関大阪大学

研究代表者

蒲池 雄介  大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (90263334)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
キーワードN-カドヘリン / SOX転写因子 / SOX2 / 細胞接着因子 / がん細胞の浸潤 / 転写調節
研究概要

HMGドメイン転写因子SOXは、パートナー因子と協同して転写制御を行うという特徴を持つ。SOXは、細胞分化過程で重要な働きをしており、細胞のがん化にも関連している可能性が高い。細胞接着因子N-カドヘリンは、胚発生における形態形成とともに、がん細胞の侵潤性の増大にも関係していることが分かりつつある。HMGドメイン転写因子SOX2とN-カドヘリンの発生過程における発現パターンを詳細に調べたところ、その類似性と現開始の時間的関係から、神経系および感覚器においては、N-カドヘリンがSOX2のターゲット遺伝子であるこが示唆された。実際、ニワトリ胚の頭部外胚葉にSOX2を電気穿孔法で強制発現すると、異所的なN-カドヘリン発現の誘導が見られた。この発現誘導は、同じサブグループに属するSOX1,SOX2,SOX3によっては起こったが、他のサブグループのSOXでは起こらなかった。したがって、SOX1/2/3とこれらのSOXに特異的なパートナー因子との協調作用で、N-カドヘリンの発現制御がなされていることが予想された。また、ニワトリN-カドヘリン遺伝子の転写開始点付近17kbの塩基配列の決定を行ったところ、SOX結合配列が集中して存在している領域が複数見られた。しかし、N-カドヘリン遺伝子の現制御が、この17kb以外にあるエンハンサーにも依存していることが示唆されたので、遺伝子全領域を含むBACクローンを用いて、転写制御領域の同定を行っている。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kamachi,Yusuke: "Pairing SOX off with partners in the regulation of embryonic development"Trends Genet.. 16. 182-187 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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