研究課題/領域番号 |
12215157
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | (財)大阪バイオサイエンス研究所 |
研究代表者 |
佐邊 壽孝 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 分子生物学部門, 研究部長 (40187282)
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研究分担者 |
永渕 昭良 熊本大学, 発生医学研究センター・初期発生分野, 教授 (80218023)
広橋 説雄 国立がんセンター, 研究所, 所長 (70129625)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
100,000千円 (直接経費: 100,000千円)
2004年度: 22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
2003年度: 22,000千円 (直接経費: 22,000千円)
2002年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2001年度: 14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
2000年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
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キーワード | インテグリン / カドヘリン / 細胞運動 / 浸潤 / 乳癌 / カテニン / P120 / F9 / 浸潤性 / Rho-family GTPases / パキシリン / βカテニン / プラコグロビン / paxillin / RhoA / RhoGAP / membrane ruffle / アクチン細胞骨格再構成 / チロシンリン酸化 / p130Cas / ARFGAP / c-Src |
研究概要 |
がん細胞、特に上皮由来癌の浸潤機序とそれに関わる分子機構を明らかにするため、インテグリン裏打ち蛋白質とカドヘリン裏打ち蛋白質に着目し解析を進めている。これまでの研究を踏まえ本年度は、パキシリンとその結合性ArfGAPを含む、乳癌の浸潤活性に重要な蛋白質複合体を同定し、その存在が乳癌(細胞株、病理切片)の浸潤形質と良く一致すること、siRNA法による個々の蛋白質発現の阻害や蛋白質複合体の形成をペプチド等によって阻害することによって乳癌の浸潤と転移を著しく阻害できることを示し、この蛋白質複合体が抗癌剤開発の分子標的としての評価対象になり得ることを提示した(佐邊)。一方、懸案であるEカドヘリンとNカドヘリンとの動態の差異がどのようにして癌の浸潤形質獲得と連関するのかに関して、カドヘリンの動態の差異と癌の浸潤活性の両方にArf6が関与することを明らかにし、細胞間接着形成においてArf6の活性制御に関わる細胞表面受容体も同定した。分子機序に関しては現在解析中である(佐邊)。 カドヘリン裏打ち蛋白質に関しては、F9細胞を用いて細胞の接着形態における役割を検討し、β-カテニンとプラコグロビン両者を欠損させると細胞接着能が減弱することを示した(永渕)。
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