研究課題/領域番号 |
12217010
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石岡 千加史 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (60241577)
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研究分担者 |
柴田 浩行 東北大学, 病院・講師 (50260071)
加藤 俊介 東北大学, 病院・助手 (40312657)
千葉 奈津子 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (50361192)
酒寄 真人 東北大学, 病院・助手 (20344666)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
58,000千円 (直接経費: 58,000千円)
2004年度: 11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2003年度: 11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2002年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2001年度: 12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2000年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
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キーワード | 遺伝子変異 / 機能解析 / ミスセンス変異 / p53 / BRCA1 / MYH / MLH1 / missense mutation / PTEN / 機能診断 / BRCA2 |
研究概要 |
がん抑制遺伝子やDNA修復遺伝子などのがん関連遺伝子の変異を検出し、その変異が遺伝子産物の機能へ及ぼす影響を評価するためのアッセイ系開発とそれを応用することを目的とし平成16年度に下記の成果を得た。1.家族性乳癌遺伝子BRCA1遺伝子産物の機能解析を行いN末近傍のRINGドメインのBARD1結合、ユビキチン化能、細胞増殖抑制能について明らかにし、その部位のミスセンス変異がBRCA1機能に及ぼす影響を解析した。この中でH41RはBIRD1との結合とユビキチン化能障害があり病的変異であった。2.網羅的p53ミスセンス変異ライブラリー(2314種類)を作成し、その中から野生型p53よりもアポトーシス誘導能が強い変異p53(super p53)を多数同定した。3.遺伝性非ポリポーシス大腸癌で報告されているミスマッチ修復遺伝子MLH1のアミノ酸置換型100SNPsについて出芽酵母発現系とヒト細胞発現系で機能解析し、病的変異型、機能野生型に分類した。4.塩基除去修復遺伝子の一つである多発性大腸腺腫の原因遺伝子MYHについて、APC遺伝子変異陰性の家族性大腸腺腫症例について変異解析を行い、1症例に病的変異を認めた。さらに大腸菌のmutY遺伝子変異株にヒトMYH発現を発現し、その機能相補性を利用した変異機能診断法を作成した。 なおヒト遺伝子解析研究は東北大学医学系研究科倫理委員会の承認を得た研究計画に従って実施した。
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