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GFP標識細胞を用いた放射線応答遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12217040
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京薬科大学

研究代表者

平野 和也  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (80251221)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2000年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
キーワードGFP / radiation / MUCl / tumor antigen
研究概要

in vivoでの腫瘍の放射線応答、照射効果の解析を行うため、GFP標識細胞を利用してin vivoでの照射後、少数のGFP標識細胞を回収し、c-myc,c-fos,p53,p21,MUCl等の放射線応答遺伝子の発現の変化を解析する系の開発をめざす。本年度は特定の細胞株HT-29を用いて、特定の放射線応答分子としてMUClに注目して解析を行った。まずHT-29/GFP細胞を樹立した。増殖速度、X線感受性等の各種性状解析を行い、親株と同様の性質であることを確認した後、ヌードマウスに移植し、in vivoでの腫瘍形成を行い、in vivoでX線照射した後にGFP標識細胞選択回収し、放射線応答分子MUClの発現を解析する系を確立することができた。またMUClのin vitroとin vivoでの応答パターンを比較することが可能となった。さらに他の細胞系、応答分子、測定系について解析をすすめる予定である。本年度は、特定の細胞株、特定の放射線応答分子についてではあるが、in vivoでX線照射した後にGFP標識細胞選択回収し、放射線応答分子の発現を解析する系を確立することができた。以上により、本研究においてMUClの発現に注目することとした。次年度以降は放射線照射後、より少数の細胞を迅速に、マウスから回収し、RT-PCR法による解析系を確立することをめざす。そして放射線応答に関写し、あるいは誘導されることが知られている蛋白(p53、p21、p41等)、増殖、転移に関与する分子(HGF、MUCl等)のmRNAの発現を調べ、in vitroとin vivoでの発現の異同を比較する。その結果、in vitroとin vivoで応答に違いのあった遺伝子については、さらにその原因を調べ、in vivoでの照射効果判定への応用の可能性を検討する。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Y.Kang,K.Hirano,N.Suzuki et al.: "Increased expression after X-irradiation of MUCl in cultured human colon carcinoma HT-29 cells."Jpn.J.Cancer Res.. 91. 324-330 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] A.Enomoto,N.Suzuki,K.Hirano et al.: "Involvement of SAPK/JNK pathway in X-ray-induced rapid cell death of human T-cell leukemia cell line MOLT-4."Cancer Letters. 155. 134-144 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] M.Tomita,NSuzuki,Y.Matsumoto,K.Hirano et al.: "Sensitization by Wortmannin of Heat or Radiation Induced Cell Death in Cultured Chinese Hamster V79 cells."J.Radiat.Res.. 41(2). 93-102 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] A.Morita,N.Suzuki,Y.Matsumoto,K.Hirano et al.: "p41 as a Possible Marker for Cell Death Is Generated by Caspase Cleavage of p42/SETb in Irradiated MOLT-4 Cells"Biochem.and Biophys.Res.Com.. 278(3). 627-632 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Matsumoto,N.Suzuki,K.Hirono et al.: "Cleavage and phosphorylation of XRCC4 protein induced by X-irradiation."FEBS Lett.. 478(1-2). 67-71 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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