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プロテアソーム蛋白分解系を標的とした固形がんの抗がん剤耐性克服法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12217043
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

冨田 章弘  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (40251483)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード抗がん剤 / 耐性 / プロテアソーム阻害剤 / トポイソメラーゼ / グルコース飢餓 / 低酸素 / エトポシド / カンプトテシン
研究概要

プロテアソーム蛋白分解系を標的とした新たな治療法について研究を行い、以下の成果を得た。
1)固形がん内部のストレス環境下でプロテアソーム依存的にトポイソメラーゼ(トポ)II標的抗がん剤の耐性誘導が起こることを明らかにし、プロテアソーム阻害剤ラクタシスチンが動物レベルでもトポII標的抗がん剤のエトポシドの効果を増強することを明らかにした。
2)プロテアソーム阻害剤と種々の抗がん剤との併用効果を検討し、トポIを標的とするカンプトテシン(CPT)の殺細胞効果を増強することを明らかにした。この効果増強は、CPT処理によって起こるトポI分解の抑制とよく相関することを見出した。
3)グルコース飢餓ストレスによるトポIIαの分解には、トポIIαの核局在化が必要であること、また従来トポIIαの制御ドメインと考えられてきたC-末端側ではなくN-末端側に存在するATPaseドメインが重要な働きをしていることを明らかにした。
4)ストレスによるトポIIαの分解やCPTによって誘導されるトポIの分解を制御していると考えられるユビキチン化の制御機構を検討するため、20種類におよぶヒトユビキチン結合酵素を発現ベクターにクローニングするとともにそのドミナントネガティブ体の作製を行った。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ogiso,Y. et al: "Proteasome inhibition circumvents solid tumor resistance to topoisomerase II-directed drugs."Cancer Res.. 60. 2429-2434 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kusygi,K. et al: "Neutral taxoids from Taxus cuspidata as modulators of multidrug-resistant tumor cells."Phytochemistry. 54. 839-845 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Tomida,A. et al: "Drug resistance pathways as targets."Anti-Cancer Drug Design.ed.by B.A.Baguley (Academic Press). (in press). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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