研究課題/領域番号 |
12217062
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
珠玖 洋 三重大学, 医学部, 教授 (80154194)
|
研究分担者 |
影山 愼一 (影山 慎一) 三重大学, 医学部, 助手 (80194695)
渡辺 正人 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (30220924)
片山 直之 三重大学, 医学部, 講師 (20185812)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
202,000千円 (直接経費: 202,000千円)
2004年度: 45,000千円 (直接経費: 45,000千円)
2003年度: 40,500千円 (直接経費: 40,500千円)
2002年度: 40,000千円 (直接経費: 40,000千円)
2001年度: 40,500千円 (直接経費: 40,500千円)
2000年度: 36,000千円 (直接経費: 36,000千円)
|
キーワード | 癌遺伝子 / 癌ワクチン / キラーT細胞 / ヘルパーT細胞 / HER2 / 疎水化多糖類 / 蛋白抗原 / 抗原デリバリーシステム / 制御性T細胞 / SEREX抗原 / ペプチド / SEREX / CTLエピトープ / ヘルパーエピトープ / 原癌遺伝子 / CTL / DNAワクチン |
研究概要 |
1.昨年度に続き、マウス肉腫CMS5腫瘍特異的抗原ペプチド9mに対するT細胞レセプター発現トランスジェニックマウスの系で、抗GITR抗体を、腫瘍接種後に投与した場合に特異的CD8^+T細胞の活性化および分裂が認められると共に、腫瘍の増殖が抑制された。抗GITR抗体は、CD4^+T細胞非存在下でもDUC18のCD8^+T細胞の抗原特異的増殖と活性化を促進し、SCIDマウスの実験系で、CD4^+CD25^-T細胞とCD8^+T細胞による腫瘍増殖抑制を増強した。 2.我々がこれ迄開発検討して来た新規抗原デリバリーシステム、疎水化多糖類との複合体(CHP-HER2)をクリニカルグレードで作製し、第1相試験を行った。予定した9症例の検討を終了し、注射部位の発赤・腫脹を一過性に認めたがその他有害事象は観察されていない。 3.ワクチンを受けた8症例で、投与した組み換えHER2蛋白に対するIgG抗体が免疫後に出現し全ての症例でIgG1抗体が優位であった。抗原mRNA導入自家リンパ球を用いたELISPOT法により、現在までに8症例中5症例で、組み替え蛋白を発現した標的細胞に特異的に反応するCD8^+T細胞またはCD4^+T細胞を、又3症例で両者を検出した。
|