研究課題/領域番号 |
12218102
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
吉川 裕之 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40158415)
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研究分担者 |
岩坂 剛 佐賀大学, 医学部, 教授 (60117067)
八重樫 伸生 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00241597)
関谷 宗英 千葉大学, 医学部, 教授 (00092065)
藤井 多久磨 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10218969)
金澤 浩二 琉球大学, 医学部, 教授 (50092680)
神田 忠仁 国立感染症研究所, 遺伝子解析室, 室長 (60134615)
星合 昊 近畿大学, 医学部, 教授 (50111290)
平井 康夫 癌研究会附属病院, 副部長 (00260076)
永田 知里 岐阜大学, 医学部, 助教授 (30283295)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
119,800千円 (直接経費: 119,800千円)
2004年度: 23,800千円 (直接経費: 23,800千円)
2003年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2002年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
2001年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2000年度: 23,000千円 (直接経費: 23,000千円)
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キーワード | 子宮頸がん / CIN / HPV / コホート研究 / HLA / クラミジア抗体 / CMV抗体 / パートナー数 / 中央病理診断 / HPV抗体 / VLP抗体 / E6 / 子宮頸癌 / ワクチン / 子宮頚癌 / L2 |
研究概要 |
CINの癌への進展に関与する因子を解明するため、CINI/II症例のコホート研究を行っている。CIN IIIへの進展例が急増しており、平成16年度中の解析が期待できる。登録数は900例に達し、平成16年6月30日に登録を終了した。今回、厳しく適格規準を設定し、509例において中間解析を行った。 進展しやすい因子は、単変量解析では、年齢(30歳代),CIN grade(I), HLA DR1302,sexual partners(多)、HPV16/18/33/52/58感染が有意な因子として抽出された。有意にならなかったがその傾向のあるものとしてCMV IgG陽性,Chlamydia IgG陽性があった。観察を続けることで有意になる可能性がある。HPVはHPV16/18/33/52/58では有意に進展に関連があった。多変量解析ではCIN grade(p<0.05), sexual partners(p<0.05), DR1302(p<0.05), HPV16/18/33/52/58(p<0.05)だけが有意な因子として残った。DR1302が進展に対してprotectiveに働くことをコホート研究で立証したのは、本研究が初めてである。 消退しにくい(継続しやすい)因子は、単変量解析では、年齢(>30歳),CIN grade(I),HPV16/18/33/52/58,CMV IgG(陽性),Chlamydia IgG(陽性),smoking(喫煙),marital status(既婚),sexual partner number(>4)が有意なものとして抽出され、多変量解析では年齢(p<0.01)、HPV16/18/33/52/58(p<0.01)、sexual partners(p<0.01)、CIN grade(p=0.06marginal)が残った。
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