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コホート内症例対照研究による胆道がん膵がんの発生要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12218236
研究種目

特定領域研究(C)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関順天堂大学

研究代表者

稲葉 裕  順天堂大学, 医学部, 教授 (30010094)

研究分担者 菊地 正悟  愛知医科大学, 教授 (40224901)
黒沢 美智子  順天堂大学, 医学部, 助手 (70245702)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード大規模コホート / nested case-control / 膵がん / 胆道がん
研究概要

本研究の目的は約12.5万人のコホート集団を5〜8年間追跡した時点での、コホート内症例対照研究の手法により、胆道がん(胆管・胆のうがん)と膵がんの発生要因・予防要因のいくつかについて、検証と評価を実施することである。今年度は下記について実施した。1)文献レビュー:現在進行中のコホートで検証可能な要因を確定するために胆道がん、膵がんの発生要因および予防要因を、過去の文献のレビューによりリストして討論した。膵がんのリスクは加齢、喫煙、慢性膵炎など、胆道がんのリスクは加齢、脂っこいもの、胆石などであった。2)1989〜96年の膵がん、胆道がん死亡データを含む大規模コホートのベースラインデータを用いて探索的な分析を行った。膵がんでは喫煙、男の糖尿病歴、女の胆石・胆のう炎歴といくつかの食品摂取がリスクとしてあげられた。胆道がんでは食品のうちフライやチーズ、マーガリンの摂取のリスクが高かった。3)症例・対照の確定:死亡例の内、血清が保存されていたのは膵がん39例、胆道がんは41例であった。性・年齢、地域、受診年をマッチさせた症例・対照を1:3と確定した。4)血清測定項目の決定:全体のコホートで測定した項目はSOD活性、IGF、sFASおよびTGFβ1である。この他に膵がんの測定優先項目はフルクトサミン、アルブミン、インスリン、全脂質中脂肪酸分画、総コレステロール、葉酸、金属類(Se,Zn,CU)とした。胆道がんは全脂質中脂肪酸分画、総コレステロール、HDLコレステロール、IL-6、肝細胞増殖因子(HGF)、金属(カドミウム、クロム、Se)、HP抗体、クラミジア・ニューモニア抗体、ペプシノゲンとし、SRLとBML、一部愛知医大で測定した。5)症例対照研究の解析手順にしたがい、1)で選択された生活習慣および4)で測定された血清所見のリスクを算出し、必要に応じて多変量解析を実施する。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshiyuk Ohno,Akiko TAMA KOSHI and the JACC Study Group: "Japan Collaborative Cohort Study for Evaluation of Cancer Risk Sponsored by Monbusho (JACC Study)"Journal of Epidemiology. (in printing).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2018-03-28  

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