研究課題/領域番号 |
12301021
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
河瀬 正利 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30093743)
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研究分担者 |
三浦 正幸 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80136134)
西別府 元日 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50136769)
岸田 裕之 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10093585)
安間 拓巳 広島大学, 大学院・文学研究科, 助手 (40263644)
安嶋 紀昭 広島大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40175865)
古瀬 清秀 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70136018)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
22,310千円 (直接経費: 18,500千円、間接経費: 3,810千円)
2003年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2002年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2001年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2000年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | 製鉄 / 中世荘園 / 文化交流 / 歴史景観 / 環境復原 / 環境復元 / 伝統文化 |
研究概要 |
本研究は、中国地方の古代から中世の社会において、地域の人々がどのように周囲の自然環境と適応しながら生産諸活動を営み、地域文化を発展させてきたのかを探ることによって古代・中世村落の歴史的景観を復原することを目的としている。中国地方は、わが国の国家形成期には中国大陸・朝鮮半島から新しい生活技術や科学技術・文物の移入の重要なルートにあたっており、中国山地では、鉄・鉄器生産技術、また、沿岸部域では、海上交易ルートの開発や塩生産技術の発達などをうながした。中世には、鉄生産は著しい発達をみせ、さらには銀・銅の生産技術も進展した。沿岸部域での製塩技術も一段と改良され進展した。こうした生活文化の推移や生産技術の解明とともに、歴史・美術・建築学資料や地理学・植物生態学資料などを総合した研究を進めることにより当時の自然環境や歴史的景観を復原しようとするものである。 本年度の研究は、本研究の最終年度であり、研究の取りまとめのための補足調査と研究および調査資料の分類整理の作業を中心に推進した。考古学的には集落遺跡の既存調査資料の収集整理を継続して行った。また、古代から中世の村落の歴史的景観復原の歴史資料、建築、美術史資料を得るための補足調査を適宜実施するとともに、調査資料の理化学的な年代測定や化学分析を依頼し、研究報告の取りまとめに活かすことができた。研究の全体の取りまとめの報告では、考古学的な研究の成果、歴史学、文化財学的な研究成果を中心に収録したが、各分野の研究概要については、今後も引き続いて報告することにしている。
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