研究分担者 |
山口 博史 奈良女子大学, 理学部, 教授 (20025406)
上田 哲生 京都大学, 総合人間学部, 教授 (10127053)
森 正気 山形大学, 理学部, 教授 (80004456)
佐藤 宏樹 静岡大学, 理学部, 教授 (40022222)
柴 雅和 広島大学, 工学部, 教授 (70025469)
風間 英明 九州大学, 数理学研究院, 教授 (10037252)
東川 和夫 富山大学, 理学部, 教授 (20018998)
|
配分額 *注記 |
26,550千円 (直接経費: 22,200千円、間接経費: 4,350千円)
2002年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2001年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2000年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
|
研究概要 |
研究代表者藤本を中心に,複素解析の幾何学的研究に関連する諸分野の研究者が,共同研究集会,研究連絡,文献交換等を実施して,多大の成果を収めた. 藤本は,n次元複素射影空間内で,2^n次の双曲型超曲面を構成すると共に,複素平面上の任意の有理型関数f, gに対し,P(f)=P(g)のときつねにf=gとなるような多項式P(w)を調べ,多項式の特異値に対する分離条件のもとで,その必十条件を与えた.研究分担者森は,相原と共同で,任意の効果的因子に対し,或範囲内の任意の実数を与えその値を除外指数とする有理型写像を構成した.上田は,複素数空間C^nの多項式自己同型写像の不動点を研究し,特に2次元の場合に、一般エノン写像の合成写像に対する不動点における正則レフシェッツ指数の和が零であることを示した.山口は,電気ソレノイドを数学的に取り扱う事により,平衡ベクトルポテンシャルの概念を導入し,調和形式との関係とその重要性を明らかにした.佐藤は,ヨルゲンセンの不等式において等式が成立するクライン群について考察し、多種類のヨルゲンセン群を発見した.風間は,複素1次元トーラス上の位相的に自明な直線束の複素解析的コホモロジー群の元から一意的に構成される形式的ハルトッグスーローラン級数の存在を明らかにした.児玉は,正則自己同型群の観点から,与えられた一般複素楕円体の臍点でない強擬凸境界点全体のなす実超曲面がどのような時,ウッブスター計量に関して完備リーマン多様体になるかを詳細に調べた.
|