研究分担者 |
村田 勝夫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (60028206)
齋藤 昇 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (60221256)
世羅 博昭 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30171359)
山本 貞美 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50158276)
西園 芳信 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (40127494)
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配分額 *注記 |
31,590千円 (直接経費: 27,300千円、間接経費: 4,290千円)
2002年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2001年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2000年度: 13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
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研究概要 |
第3年次は,第2年次の課題であった「総合的学習実践力」養成のためのカリキュラム体系化の課題解明と,教科教育学からみた「総合的学習実践力」の課題の解明を継続し,「総合的学習実践力」養成のためのカリキュラムの具体的編成について取り組んだ。本年度は,まず全体で「総合的な学習の時間」の実践を裏付ける理論づくりに取り組み,それをもとに「総合的な学習の時間」を位置づけた学校教育カリキュラムを明らかにした。次に本大学の附属校と研究推進校にみる「総合的な学習の時間」の実践調査を重点的に行い,「総合的な学習実践力」の分析と体系化を試みた。ここでは実践事例を分析し,教師の資質・力量を明らかにした。一方,「総合的な学習の時間」に必要とされる教員の資質・力量が教育系大学・学部において,いかに養成されているのかについての現状調査を実施し,総合演習等での取り組み状況を把握した。このように,それぞれの研究報告を積み上げて全体の成果と課題を明確にしつつ,本研究のねらいとする「総合的な学習の時間」を視野に入れた教師教育のあり方に関する基本的な枠組みを検討し,本学における教師教育プランを構想した。以下の観点からカリキュラムの具体的プランを示した。(1)要素還元・分析的な枠組みについて検討を加え,それらを総合化・統合化の思考の視点から見直すことにより,パラダイムシフトする方向性を重視する。(2)教師の実践記録(テクスト)をどう記述するか,解釈するかなどの能力が教師には求められているという視点から「実践力」を見直す。(3)総合的な学習は,人間をコアに捉えたカリキュラムに立つものであり,人間と他なるものとのより良い関係性を求める教育実践力であるとの観点からカリキュラム開発をめざす。
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