研究課題/領域番号 |
12356008
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小沼 操 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (70109510)
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研究分担者 |
杉本 千尋 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教授 (90231373)
大橋 和彦 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (90250498)
畠山 英樹 バイエル株式会社, 研究開発事業部, リーダー
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
41,970千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 7,470千円)
2003年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2002年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2001年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2000年度: 9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
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キーワード | ダニ / 抗ダニワクチン / 組み換え抗原 / 病原体伝播阻害 / 吸血阻害 / セルピン / ダニ抗原 / ダニワクチン / カルレチクリン / 組み換え蛋白 / マダニ / 節足動物媒介感染症 / 組換え抗原 |
研究概要 |
ダニの吸血を介して伝播する感染症(ダニ媒介性感染症)の制圧方法として宿主にダニ抵抗性を賦与し、ダニの吸血を阻害することにより感染ダニからの病原体の伝播を阻止することを目指した。そのため本研究ではダニ由来の有効成分を同定し、抗ダニ効果を示すか否か検討することから始めた。 これまでにダニの唾液腺由来の抗ダニ効果をもつp29,HL34,HLS1を同定した。加えて抗血液凝固活性を示すセルピンであるHLS2も同定し、その抗ダニ活性を明らかにした。また、より効果的な候補抗原の検索を目的とし、Haemaphisalislongicornis唾液腺由来遺伝子のESTデータベースのを構築した。現在までにダニの吸血維持に関与する可能性のある分子としてmetaro protease、protease inhibitorをコードすると思われる遺伝子を発見している。加えて、異種ダニ間に存在する共通抗原を検索し有効範囲の広い抗ダニワクチンを開発することを目的とし、Boophilus microplus において既にワクチン効果を検討されている蛋白の遺伝子配列を基に設計したプライマーからRACE法を用いて相同遺伝子を検出している。現在までに、H.longicornisからBoophilus yolk cathepsin、tick heme binding aspartic protease、paramiosin、calreticulin、glutatione Stransferaseなどの遺伝子断片が得られている。 現在、これらダニ由来分子の大腸菌組み換え蛋白のカクテルを用いての病原体伝播の阻害効果について検討している。
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