研究課題/領域番号 |
12371001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
宮本 律子 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (30200215)
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研究分担者 |
楠瀬 佳子 京都精華大学, 人文学部, 教授 (00200204)
戸田 真紀子 天理大学, 国際文化学部, 助教授 (40248183)
米田 信子 大阪女学院短期大学, 助教授 (90352955)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
30,720千円 (直接経費: 25,500千円、間接経費: 5,220千円)
2003年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2002年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2001年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2000年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
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キーワード | アフリカ / 開発 / ジェンダー / 言語選択 / 言語政策 / 識字教育 / NGO / 多国籍 / 国際研究者交流 / 女性 |
研究概要 |
現在、世界中で多数の言語が、その母語話者を急激に失いつつあり、それらは危機言語と呼ばれている。言語が存続の危機に瀕する背景には様々な要素がある。国家レベルの言語政策、地域の商業言語からの圧力、異民族間の勢力争い、異民族間の結婚による言語選択の結果等、歴史的、政治経済的な要因がそれぞれの地域ごとに複雑に影響している。 今、アフリカにおけるこのような危機言語のありようを見るとき、そこには女性の社会参加が大きく関与していることがわかる。本研究では特に、言語政策と教育との間にある葛藤に関する調査、識字教育に焦点を当てた開発プログラムの実態の調査、および、多言語社会における旧宗主国の言語と民族語の関係の調査などを通して、現代を生きるアフリカの女性たちの言語生活を詳細に記述することを目的とした。 楠瀬は、南アフリカにおいて、開発政策と言語政策との関係を女性と開発の視点から論文にまとめた。戸田は、開発プログラム(特にNGOによる識字教育)にみる女性の社会参加実態を中心に、ウガンダとケニアにおいて調査して得たデータを分析し、論文を作成した。米田は、タンザニア、ナミビア、ジンバブエにおける英語の位置づけを分析して論文にまとめた。協力者の小森は、ケレウェ語における女性語の分析を行った。宮本は、ケニアにおいて、社会参加からみた女性の言語使用及び言語態度の実態をインタビュー形式やアンケート形式で調査して収集したデータを分析し、論文にまとめた。
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