研究課題/領域番号 |
12372004
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
安保 哲夫 帝京大学, 経済学部, 教授 (90013028)
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研究分担者 |
板垣 博 武藏大学, 経済学部, 教授 (20125884)
安部 悦生 明治大学, 経営学部, 教授 (50130795)
河村 哲二 武藏大学, 経済学部, 教授 (20147010)
公文 溥 法政大学, 社会学部, 教授 (50061239)
上山 邦雄 城西大学, 経済学部, 教授 (90095307)
山田 信行 帝京大学, 経済学部, 助教授 (80287002)
村岡 輝三(Twu Jaw?Yann) 国学院大学, 経済学部, 教授 (60089977)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
25,950千円 (直接経費: 22,800千円、間接経費: 3,150千円)
2001年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2000年度: 12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
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キーワード | 日本型経営・生産システム / 適用・適応分析 / ハイブリッド・モデル / ジャパナイゼーション / アメリカ型生産システム / アメリカ合衆国 / 自動車産業 / 電機・電子産業 / 日本型経営・生産システムの国際通用性 / ハイブリッド(適用・適応)モデル / 電機産業 / 半導体産業 |
研究概要 |
本研究は、アメリカにおける日本型経営・生産システムの受容と変容、および日本企業におけるその変容の現状を、「ハイブリッド(適用・適応)・モデル」分析を活用し、北米現地工場(日系・米国現地企業等)の実態調査を通じて解明することを、主目的としている。本研究の結果、以下の点が成果として得られた。 (1)本研究の出発点である北米調査(1986年・89年)後10数年を経た北米日系工場の経営・生産システムの変容の追跡調査できた。 (2)当研究グループの他の主要調査(東アジア:1992〜93年、英国:1997年、欧州大陸:1998年)の研究成果と比較、検討可能な基礎データが得られた。 (3)アメリカの産業・企業復活の現状を、「ジャパナイゼーション」の実態だけでなく、アメリカ企業の経営・システム革新を明らかにしうる重要なケースが得られた。 以上の研究成果の分析を通じ、次の点が明らかとなった。 (1)自動車、電機のバリエーションの違いを含むが、北米における日本型経営・生産システムの現地定着の「落ち着き先」のパターンがかなり明らかになった。 (2)日本型システムの国際通用性と波及の問題を再検討することが可能となった。 (3)「日本型」システムの変容の必然性とその方向に一定の見通しが得られた。 以上を総合して、本研究によって、「アメリカ型」と「日本型」のシステムモデルの対抗と相互浸透の関係を焦点とする世界的な生産システムの、産業別・地域別の相違を含む拡散と収斂(「ハイブリッド化」)の動向について、具体的に解明する大きな見通しを得た。
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