研究課題/領域番号 |
12410007
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
川村 邦光 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30214696)
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研究分担者 |
冨山 一郎 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (50192662)
杉原 達 大阪大学, 文学研究科, 教授 (40113138)
荻野 美穂 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (60194479)
池上 良正 駒沢大学, 文学部, 教授 (60122925)
中村 生雄 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50217832)
田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (00188335)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
2002年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 戦死者 / 慰霊 / 鎮魂 / 遺骨 / 戦場 / 戦争体験 / 靖国神社 / アジア太平洋戦争 / 戦没者 / アジア・太平洋戦争 |
研究概要 |
本研究は平成12年度から平成14年度の3年間にわたって実施された。課題名「戦死者をめぐる宗教・文化の研究」の研究目的は、戦死者をめぐってどのような宗教信仰や文化が形成され、現在にいたっているのかを研究することである。戦死者の祭祀や供養に関する調査と研究、戦死者をめぐるフォークロアの収集、靖国神社などの宗教施設や戦死者に関連する記念碑の調査と研究を目指した。 この研究謀題を進めるために、「戦死者のゆくえ」と題した研究会を組織し、3年に渡り、12回の研究会を開催することができた。研究分担者をはじめとして、多くの研究協力者が参集し、大阪大学や他の大学の教員・大学院生も参加した。また、「宗教と社会」学会の研究プロジェクトとして採用され、この学会員に研究会の呼びかけを行ない、多く参加者をえた。「戦死者のゆくえ」研究会では、研究分担者に加えて、他大学の研究者、また大阪大学大学院の院生にも発表やコメントを依頼して、他大学の研究者との交流をはかるとともに、若手研究者の養成と大挙院教育の充実をはかることができたと考える。 本研究の報告書として、15名の寄稿者をえて、449頁に及ぶ大部のものを刊行することができた。ここでは、研究分担者、大阪大学大学院の院生、他大学の教員・院生にも、研究会での発表に基づいて、原稿を執筆してもらい、研究成果の公表と共有化をはかった。研究目的の大半を達成できたと考えるが、いくつかの地域での調査の成果が論文のなかに反映されていないところがあるが、今後ともこの研究会を続行していく予定である。
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