研究課題/領域番号 |
12410068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小泉 祥一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30136410)
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研究分担者 |
大桃 敏行 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10201386)
宮腰 英一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50166138)
水原 克敏 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00124628)
谷口 和也 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60281945)
北村 勝朗 東北大学, 大学院・教育情報学研究部, 助教授 (50195286)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 教育課程経営 / カリキュラム経営 / 教育課程開発 / 教育課程評価 / 教育課程評価経営 / 教育課程・カリキュラム / 特色ある学校づくり / 教育課程経営システム / 教育課程経営評価 / 学校と地域の連携 |
研究概要 |
1.地域および学校における教育課程経営システムについて、文部科学省や国立教育政策研究所等における関連資料の収集および聞き取り調査により、全国的な実施状況と行政政策的課題を把握することができた。 2.特色ある教育課程開発を進めている全国の学校34校への訪問調査およびA県内の小・中・高校の主任層の教員67名への質問紙調査と聞き取り調査により、次のことが確認できた。各学校では、従来と比べかなり地域の条件や学校の課題を意識した教育課程開発を教務・研究主任を中心に進めている。その経営組織には、教育課程の特色よりも校内の意思形成に配慮した組織構成の傾向がある。教育課程評価経営には、システム構築よりも評価技法と共通理解に多くの時間をかけている、評価に関する国の参考資料が教育委員会の指導行政を通してそれ以上の絶対的な役割を果たしている、今後、各学校の条件に十分対応した意思形成、とりわけ学力評価、教育課程評価の方法改善、教育課程経営組織と主任層のリーダーシップなど組織運営上の改善、学校への財政的支援の充実が経営課題となることなど。以上のことは最終報告書に論文としてまとめた。 3.学校に対する教育委員会のサポート活動を把握するために、18の地方自治体等への訪問調査を実施した。各教育委員会では、各学校に対して、従来より手厚い財政的、人的支援の工夫を行い、とくに、意欲的な取り組みをしている学校への重点支援をしていることがわかった。 4.外国調査では、英国、米国、アイルランドにおける教育課程経営の実態を調査し、子どもの学力形成のための教育課程開発が学校の重要課題になっていること、学力形成のためには教育課程開発だけでなく、学校・学級教育の経営条件の改善や子どもの生活時間の見直しが経営課題として重要であることがわかった。 5.上記の研究成果を、平成14年9月23日開催の日本教育方法学会第38回大会(日本女子大学)で発表した。
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