研究課題/領域番号 |
12410075
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
的場 正美 名古屋大学, 大学院・発達科学研究科, 教授 (40142286)
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研究分担者 |
石川 英志 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (20168199)
松下 晴彦 名古屋大学, 大学院・発達科学研究科, 助教授 (10199789)
近藤 孝弘 名古屋大学, 大学院・発達科学研究科, 助教授 (40242234)
日比 裕 東海学園大学, 人文学部, 教授 (60032504)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 授業分析 / 中間項 / 観察視点 / 解釈手順 / エスノメソドロジー / 授業記録 / 叙述形式 / 記号 / 授業研究 / 質的研究 / 解釈の手順 / 発言の再構成 / 授業諸要因 / 関連構造 / 観察方法 / 発話分析 |
研究概要 |
本研究は、多様な教授学習過程の現象を叙述する記号ないしカテゴリー形式を開発し、それにもとづく分析と解釈の手順を明確化することを目的としている。 研究成果として次の4点を得た。 1.授業記録を解釈するための「仮説形成」は、授業の観察過程で生まれ、「観察」と記録の「分析」の両方に関係する。 2.子どもの発言の再構成(これを中間項と呼んでいる)は、「授業記録の作成」の作業から「授業諸要因の関連構造の抽出」の作業へ移行する段階において重要な位置を占める。 3.平成13年度に、中間項相互の整合性を保持して、新たな記号の開発を可能にするために、すべての中間項の整理をし、それらを以下のようにグループ化を行った。01)肯定、否定、疑問などを示す記号,02)概念、活動、構想および例示を示す記号,03)概念、活動、構想および例示の同一、差異、包含、類似関係を示す記号,04)明示的な論理関係や条件などを示す記号,05)動詞を含む記号,06)後者による前者の限定を示す,07)概念、活動、構想および例示の変化および変容を示す,08)その他の記号までのグループに中間項を分けた。これらの記号を用いて、新しい授業場面を再構成することを通して、記号を新たに開発した。(『名古屋大学大学院教育発達研究科紀要(教育科学)』第48巻第2号、2003年) 4.授業分析における記録とエスノメソドロジーの関係が表現様式の点にあることを明らかにした。(『考える子ども』2003年)
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