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小学校における学級の機能変容と再生過程に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12410080
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

小松 郁夫  国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 部長 (10130296)

研究分担者 川島 啓二  国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (50224770)
坂野 慎二  国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (30235163)
菊地 栄治  国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (10211872)
橋本 昭彦  国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (80189480)
木岡 一明  国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (10186182)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
2002年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2001年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
2000年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
キーワード授業がうまく機能しない状況 / 学級づくり / 学級経営 / 学級の健康度 / 諸外国の学級経営 / 小学校5年生 / 学級かうまく機能しない状況 / 学級の「健康度」 / 「学級崩壊」 / 教師の同僚性 / 開放性 / 子育て支援 / 学級がうまく機能しない状況 / 私事化 / 同僚性 / 多忙化 / 学校組織
研究概要

本研究の目的は、わが国の小学校に置ける「学級」の歴史的、構造的な特質を踏まえながら、「学級がうまく機能しない状況」がどのようにしてもたらされるかを究明することを通じて、学級を再生させるいくつかの道筋を探り出すことである。
本年度の研究実績は次の通りである。
1.学級システムの比較研究
前年度までの文献研究、現地調査等の成果を踏まえ、諸外国(アメリカ、ドイツ、韓国)の学級システムについて、比較研究の視点から検討を行った。その上で、わが国の直面する「学級がうまく機能し状況」がどのような構造的課題を持っているのかを考察した。
2.児童に対する質問紙調査、学級担任調査の実施と分析
平成12年度に実施した「学級・学校経営の実態に関する調査」と同じ対象校から抽出した386校の小学校5年生を対象に、集合自記式質問紙調査を実施した(平成14年12月)。
質問内容は、学級の様子、友人関係、教師との関係、家族関係、規範意識、自己認識、イライラ感など、37項目を設定した。同時に、学級担任に対する質問紙調査を実施し、担任の属性や学級、学校の属性について質問した。295校より回答があった(回収率:76.5%)。
今回は、現在の小学校5年生の特徴を明らかにすると共に、学級の様子を示す指標を点数化し、「学級の健康度」という指標に置き換え、学級を単位として「授業がうまく機能しない状況」について分析を行った。その結果、この問題は、地域の特徴や学級規模だけに起因するのではなく、多様な要因が複合的に絡み合っていることが改めて確認された。
さらに分析した結果、(1)授業のわかりやすさ、(2)教師の学級経営能力、(3)規範意識という3つの視点から、「授業がうまく機能しない状況」を読み解くカギがあることがわかった。すなわち、子どもたちは教師に対して、授業改善を図ることと公平心を持って問題解決に的確に対応することを求めていることが明らかとなった。そして、規範意識の形成には家庭での教育力が影響していることがアンケートの分析からわかった。このことは、学校だけではなく、家庭教育の重要性を指摘していると言える。
3.最終報告書の作成
以上の成果を最終報告書としてまとめた。そのため、最終報告書は、第1部は、小学校5年生の調査分析を、第2部は、諸外国の学級経営、第3部は文献解題から構成されている。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小松 郁夫: "学校組織の活性化と学校改善"学校改善研究プロジェクト報告書(平成14年度). 23-40 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ikuo Komatsu: "Revitalization of the school and School Improvement"Research Report of School Improvement Project. 23-40 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小松郁夫: "学校組織の活性化と学校改善"学校改善研究プロジェクト報告書(平成14年度). (掲載予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 菊地栄治: "学級崩壊の実状をさぐる"小五教育技術. 55・13. 67-73 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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