研究課題/領域番号 |
12410099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
若尾 祐司 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (70044857)
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研究分担者 |
和田 光弘 名古屋大学, 文学研究科, 助教授 (10220964)
鈴木 祥二 (羽賀 祥二) 名古屋大学, 文学研究科, 教授 (30127120)
溝口 常俊 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50144100)
加藤 久美子 名古屋大学, 文学研究科, 助教授 (80252203)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 史跡 / 郷土 / 記念碑 / ドイツ地方史 / 地誌 / フィールド調査 / タイ / アメリカ独立革命・南北戦争 / ナショナリズム / アメリカ独立革命 |
研究概要 |
平成12年度から15年度にかけての本プロジェクトは、従来のわが国における日本史・東洋史・西洋史という三分割や人文地理学と歴史学との垣根を越え、「家族と強度」に関する国際比較文化史を目指したものである。 国際比較史やトランスナショナルヒストリーは、近年の歴史学における基本傾向である。とくに家族史研究では、歴史人口学という数量的方法を基礎に、国際比較史の豊かな成果が生み出されつつある。これに対して、郷土や地域の歴史は、たしかに史蹟保存や記念碑研究、あるいは地域・自然保護運動と結びついて盛んになっているが、なお現状はナショナルヒストリーの枠の中にあり、たいてい伝統的な郷土史・地域史の枠を超えていない。したがって本プロジェクトは、この面での比較史への可能性を探るべく、近代化過程における郷土・史跡・記念碑構築の比較検討に、当面の重点を置いてきた。 この共同研究の成果は、『記録と記憶の比較文化史』と題して、近く名古屋大学出版会より刊行を予定している。したがって今回提出した報告書には、研究成果の限られた一部分が示されるにとどまり、また研究分担者全員の寄稿という形もとっていない。今後は、本プロジェクトで得られた成果を基礎とし、さらに国外研究者の協力も得て、「家族と郷土」という近代の歴史的文化現象に関する、いっそう総合的な共同研究を推進してゆく予定である。
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