研究課題/領域番号 |
12420007
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際法学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
道垣内 正人 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (70114577)
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研究分担者 |
岡野 祐子 関西学院大学, 法学部, 教授 (60224044)
佐野 寛 岡山大学, 法学部, 教授 (40135281)
青木 清 南山大学, 法学部, 教授 (80159277)
西谷 祐子 東北大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (30301047)
織田 有基子 北海学園大学, 法学部, 助教授 (90204213)
佐藤 やよひ 甲南大学, 法学部, 教授 (00235409)
奥田 安弘 北海道大学, 法学部, 教授 (20135776)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 国際私法 / 戸籍法 / 渉外戸籍 / 婚姻 / 出生 / 養子縁組 / 離婚 / 死亡 / 戸籍 / 国際家族法 / 人工生殖 / 親子関係の成立 / 準拠法 / 氏 / 国籍 |
研究概要 |
わが国の戸籍制度における国際的な家族関係(氏等の問題を含む。)の取り扱いを国際私法理論に照らして評価し、より整合的な体型を提示することを目標に研究活動を続けてきた。研究対象は法務相の各種通達、回答、先例が中心であり、これらを丹念に読み解き、国際私法から見た枠組みの中にしかるべく位置づけて行くという作業を行ってきた。その研究過程は、すべて、研究会のホームページにおいて公表し(http://www.j.u-tokyo.ac.jp/ ̄dogauchi/shougaikoseki/)、メンバー以外の国際私法研究者からの評価に応えてきた。 最終的なとりまとめは、「渉外戸籍法リステイトメント」という形式を採用した。これは、条文形式で「現行実務」をまとめ、理論上の批判に基づき必要な場合には「改正提案」をした上で、「解説」という項目において趣旨を説明するというものである。これは、判例法国であるアメリカにおいて不法行為法、信託法、抵触法などの分野ごとに全体像を示し、あるべき方向を示すというアメリカ法律協会の「リステイトメント」において採用されている方法であり、錯綜した実務の積み重ねを整理し、分析するには最も相応しい方法である。条文形式により暖昧さを排除し、実務に対して明確なメッセージを送るとともに、将来にわたって批判可能性を担保するものである。 具体的な項目立ては、1.総則(適用範囲・戸籍簿・戸籍の記載・届出)、2.出生、3.認知・準正、4.養子縁組、5.婚姻、6.離婚、7.親権・後見、8.死亡・失踪宣告、9.氏、10.国籍、以上である。
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