研究課題/領域番号 |
12430030
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
門田 安弘 筑波大学, 社会工学系, 教授 (10078991)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 組織再編 / グループ経営 / 分社化の効果 / 事業評価 / 管理者評価 / 連結財務業績 / 企業価値経営 / 分社制 / 業績管理 / 連結企業集団 / 企業価値重視経営 / 株主価値 / キャッシュフロー / 経済的利益 / 業績評価指標 / 取引コスト |
研究概要 |
本研究のテーマは、連結企業集団における事業組織再編と管理会計システムとの関連の実証研究である。すなわち、連結決算を行う企業集団の親会社が、多角化した種々の事業や経営職能を社内事業部にしたり子会社にしたり独立の会社として分離したりするに当たっては、どのような業績評価指標によって判断すればよいか、またそれら再編した個々の組織単位の業績を評価するにはいかなるシステムを採用すべきであろうか。この問題を質問票調査と訪問調査によって実証的に究明してきた。従来、分権的組織の管理会計システムに関する研究は、事業部制とか社内カンパニィ制の研究ばかりであった。このような従来の「個別企業の内部における分権管理システム」の研究から離れ、「企業集団内の分権管理システム」の研究を切り開いていくことが本研究の特色であり、独創的な点である。 この研究は具体的には、次の4つのサブテーマに分かれて追求した。 1.企業価値の評価に基づく事業組織再編の日本型モデルの開発 2.企業価値の向上に役立つ管理者業績評価のための日本型モデルの開発 3.社会的業績評価指標を管理者評価に取り込むことの財務的効果の検証 4.事業部制の解体や子会社の再編による企業価値向上の方策 成果として6本の論文と1冊の著書を刊行した。
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