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サブミクロンの位置分解能を持つX線スペクトロメータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12440075
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関宇宙科学研究所

研究代表者

堂谷 忠靖  宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 助教授 (30211410)

研究分担者 尾崎 正伸  宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 助手 (90300699)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワードX線 / CCD / スペクトロメータ / X線検出器 / FPGA / 画像処理 / データ処理
研究概要

平成14年度は、本研究の最終年度にあたるため、CCD検出器の位置分解能向上を中心に開発研究を行なった。CCDでX線を検出する際に、その位置分解能を決める要因としては、(1)ピクセルサイズ、(2)ノイズ、(3)データ処理アルゴリズム、などがある。このうち、(1)のピクセルサイズについては、小さいピクセルのCCDを使えば良いだけのことなので、(2)と(3)を中心に研究を行なった。
X線の入射位置は基本的には数ピクセルに広がった電荷分布の重心から求められるので、電荷量の測定値に誤差がのると、それが重心決定の精度に影響する。そこで、駆動波形のノイズとアナログ回路系のノイズの両方について低減を計った。駆動波形については波形パターンとサンプリングのタイミングを調整してノイズの小さいタイミングで計測するようにし、また、アナログ回路計については低ノイズアンプを新たに製作し、アクティブフィルターで周波数帯域を最適化するなどして、総合的に低ノイズを実現した。一方、データ処理アルゴリズムでは、CCD内での電子雲の広がりをモデル化してフィッティングすることで、X線入射位置の決定精度の向上を図った。
これらの開発により、現状でピクセルサイズの数分の1、さらにノイズ低減などに努めることで、ピクセルサイズの1/10程度の位置分解能を達成する目処を付けることができた。現在、X線検出に使えるCCDとしては、ピクセルサイズ10μmを切るものが出ており、これら小ピクセルのCCDを用いれば、1μmを切る位置分解能が達成できることになる。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Anabuki, N. et al.: "High-Speed on-board Data Processing for X-ray CCD Camera"SPIE. 4497. 158-165 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Anabuki, N. et al.: "High-Speed on-board Data Processing for X-ray CCD Camera""SPIE. vol. 4497. 158-165 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Anabuki, N.et al.: "High-Speed on-board Data Processing for X-ray CCD Camera"SPIE. 4497. 158-165 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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