研究課題/領域番号 |
12440150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
WALTER Michael 岡山大学, 固体地球研究センター, 教授 (20284094)
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研究分担者 |
桂 智男 岡山大学, 固体地球研究センター, 助教授 (40260666)
神崎 正美 岡山大学, 固体地球研究センター, 助教授 (90234153)
伊藤 英司 岡山大学, 固体地球研究センター, 教授 (00033259)
中村 栄三 岡山大学, 固体地球研究センター, 教授 (80201672)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
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キーワード | ラマン分光 / ダイアモンドアンビルセル / 鉱物包有物 / その場鉱物分析 |
研究概要 |
研究期間中に、マイクロラマン分光法に必要な機器およびダイアモンドアンビルセルによるその場分光に必要なタイプIIダイアモンドを購入し、固体地球研究センター内に設置した。設置されたラマンマイクロプローブシステムは、当研究所の高圧物質研究グループの必要を満たすため、および地球・太陽系物質調査のために特別に設計されたものである。このシステムは、約0.5nmの分光解像度および高い光学処理能力を持ち、すでにとても高い性能を発揮している。実験室においては、高圧マルチアンビル実験で合成された相の同定、および天然鉱物の調査のために日常的に使われている。 研究期間中に、ラマンマイクロプローブシステムを使って多くの合成および天然シリケート相と合成、および天然酸化物相の同定を行い、標準試料として用いるファイルも作り上げた。また同装置を使い、コロラド台地のエクロジャイトゼノリス中の、SiO_2の高圧相転移であるコーサイトの存在を同定した。これは、この地域で最初に報告されたエクロジャイト内のコーサイトである。ナトリウムシリケートメルトに硫黄を加えた場合のメルトの構造とイオン種および重合の影響をすでに同装置を用いて研究してきた。さらに、解重合したシリケート系のメルトの構造の研究も続行している。マイクロラマン装置は実験室で、ダイアモンドアンビルセル実験時にルビー蛍光によるその場圧力決定の目的にも使われている。私達は、ラマン分光法が重要な役割をはたすプロジェクトに従事することを続けていく。
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