配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
2002年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2001年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
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研究概要 |
以下に示すように,本研究では光誘起電子移動反応で特異的におこる逆電子移動反応を利用し,さまざまなビラジカルの発生とその反応性を検討した.その結果,(I)新規なビラジカルが発生する系,(II)既知ビラジカルながら立体構造,電子構造にあらたな問題点が提起された系,(III)ビラジカルは確認できないがその前駆体であるカチオンラジカルが新規な反応を起こす系,などが見出された.今後はあらたに提起された問題点を解決すべく,関連・発展した系で来年度以降の科学研究費申請を予定している. 以下に各年度の検討課題を記す. 平成12年度 1)逆電子移動反応によるビラジカル生成機構の速度論的証明: a)2,2-ジアリール-1-メチレンシクロプロパン b)5,5-ジメチル-2,3-ビス(α-スチリル)-1,3-シクロペンタジエン 2)トリメチレンメタンの構造: c)シス及びトランス-2-アニシル-3-メチル-1-メチレンシクロプロパン,シス及びトランス-2-アニシル-1-エチリデンシクロプロパン 平成13年度 1)7-(ジアニシルメチレン)-2,3-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エンの光増感電子移動反応 2)3,3-ジメチル-4-メチレン-2,2-ビス(4-メトキシフェニル)シクロブタノンおよび4-イソプロピリデン-2,2-ビス(4-メトキシフェニル)シクロブタノンの光増感電子移動反応 平成14年度 1)7-(ジアリールメチレン)-2,3-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エンの光反応 2)1,2-ビス(α-スチリル)ベンゼン類,3,4-ビス(α-スチリル)フラン誘導体の光増感電子移動反応
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