研究課題/領域番号 |
12440199
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能・物性・材料
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂田 祥光 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60029874)
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研究分担者 |
高良 聡 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (40324850)
杉浦 健一 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (60252714)
兼田 隆弘 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (50029899)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
2001年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2000年度: 11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
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キーワード | 電子移動錯体 / 分子磁性 / ポルフィリン / 光電変換材料 / 自己集合単分子膜 / シクロデキストリン / 超分子 / ポルフィリン多量体 / 自己集合 / 光電変換 / 電荷移動型錯体 |
研究概要 |
1.金属ポルフィリンと種々のアクセプター分子(TCNQ、TCNE、DCNQIなど)から形成される電子移動錯体を金属やポルフィリン部分の構造を系統的に変化させて合成することに成功し、それらの分子構造や電子状態が磁性に及ぼす影響について検討した。その結果、電子移動錯体を用いる分子磁性体設計において有用な指針を得ることができた。 2.光エネルギー変換材料の開発に向けて、種々のモデル系化合物を合成、機能評価することにより、設計指針を、明らかにした。この設計指針に基づき合成した化合物を金表面上に自己集合単分子膜化した材料が高い光電変換効率を与えることを見出した。 3.ゲスト部位を同一分子内に有する完全メチル化シクロデキストリン(CD)の自己集合の検討により、環伏2量体、環状4量体、環状5量体の生成を見出し、その単離にも成功した。この知見は、疎水場における分子の特性を明らかにする上で重要なものであり、今後、CD内疎水場を利用した分子集合体や超分子を構築する上で大きな指針となりうる。
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