研究課題/領域番号 |
12450115
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 佐世保工業高等専門学校 |
研究代表者 |
藤田 逸朗 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (20311110)
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研究分担者 |
川崎 仁晴 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (10253494)
須田 義昭 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (20124141)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | オゾナイザ / 誘電体制御 / 水処理 / 環境保全 / クラスター / ドロップレット |
研究概要 |
本研究では,無声放電式オゾナイザに用いられる誘電体の材質・表面状態を最適化することによって,オゾン発生効率を飛躍的に向上させることを目的としている。今回作製したオゾナイザ表面の形状、及び誘電体薄膜の蒸着効果を明らかにした。 1)誘電体としてアルミナを単体で用いた場合よりも,表面に他の誘電体を蒸着した場合の方が,オゾン発生量が増加することが分かった。また、オゾン発生量は、誘電率が大きいほど、誘電体薄膜の結晶性が良いほど向上し、薄膜としてチタン酸バリウム用いることにより最大3.5倍まで大きくなることが分かった。 2)上記の傾向は同じ放電電力で比較すると、誘電体の種類にかかわらず、発生するオゾン濃度はほぼ同じ値となった。 3)誘電体表面の粗さが粗くなるほど、オゾン発生量が向上する傾向にあることが分かったが、定量的な関係までは明らかにできなかった。 また、これらのオゾナイザを利用して、実際に下水の処理を行い、以下の事を明らかにした。 オゾン処理によって、下水の水質は次のように改善される。 1)大腸菌、一般細菌は、オゾンのみの処理によって、数分でほぼ0になり、その効果は大きい。 2)色度、濁度は約20分間の処理で半分になる。 3)CODは60分間の処理で10〜20%しか減少しない。 オゾンとセラミクスを併用することにより水質は次のように改善される。 1)色度、濁度は約20分間の処理で非常に小さくなり、併用の効果は大きい。 2)CODは60分間の処理で10~20%しか減少せず、さらに減少させることが必要。
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