研究課題/領域番号 |
12450205
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 東京商船大学 |
研究代表者 |
高橋 洋二 東京商船大学, 商船学部, 教授 (10011230)
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研究分担者 |
岐美 宗 広島商船高等専門学校, 助教授 (10229734)
兵藤 哲朗 東京商船大学, 商船学部, 助教授 (40218748)
苦瀬 博仁 東京商船大学, 商船学部, 教授 (10186398)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 物流 / 貨物輸送 / 流通チャネル / 物資流動調査 / 首都圏物質流動 |
研究概要 |
近年の経済構造の高度化と、道路などのインフラ整備・モータリゼーションの進展・情報通信技術の発展などにより、わが国の流通構造は大きく変化しつつある。とくに、流通業の中で卸売業の役割が減少し、流通構造の多段階性が短縮する方向に変わりつつある。 そこで本研究では、まずミクロ的な商取引の側面から流通業の構造変化を見ていくことにした。とくに企業の受発注処理について、企業がこの10年間に取り組んできた商取引情報システムの実態を事例に基づき検証し、EOS・VAN・EDIなどの情報システムを導入が、企業の受注処理時間や取り扱い件数をどのように変化させてきたかについて実証的に分析した。 次に、商取引の多段階性が時系列的にどのように変化しつつあるかについて、商業統計調査および工業統計調査結果を用いて分析した。ここでは消費財を中心とした8種類の品目に限定し、製造出荷額・卸売販売額・小売販売額を用いて作成した卸売業の役割を示す4つの指標により、品目別に流通構造の変化を分析している。 さらに、物流面での構造変化を見るために、東京都市圏で過去20年間に行われた3回の物資流動調査結果を用いて、3時点を通して品目構成や地域間・施設間物流チャネルがどのように変化したかについて分析を行った。また、これらの地域間・施設間の物流チャネルを品目ごとに、調達物流・生産物流・販売物流という3つの性格の異なる物流に仕分けし、品目間の類似性に関する考察を加えた。また、業種間チャネル・施設間チャネルのそれぞれについて、品目間の類似性を定量的に比較することを試み、これらの結果をクラスター分析を加え、品目の類似性をグルーピングすることを行った。 以上の多角的な分析から、流通チャネルをキーとした物流および貨物流動の構造を明らかにすることができた。
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